院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

総合ビタミン剤

2009-02-20 08:34:26 | Weblog
 なぜビタミン剤が売れるのか分からない。

 ビタミン剤は、ほとんど食事が摂れない人にしか意味がない。口から普通に食物を食べている人がビタミン剤を飲んでも滋養強壮にならない。排泄されるだけである。

 それなのに厚労省は医薬品として許可している。これは、製薬会社が潤うように政治的配慮をしているのではないか?

 口から普通に食べている人に、病院はビタミン剤を出せない。健康保険が効かないからだ。

 それならビタミン剤はサプリメントみたいなものではないか?CMで疲労回復にビタミン剤を言っているのは、虚偽のCMにならないのだろうか?

 ビタミン剤はサプリメントというより偽薬である。偽薬とは、本物の薬を飲んだときと偽薬を飲んだときに、効き方にどれほどの差があるか調べるための小麦粉を丸めて、本物の薬と外見は同じにした実験用の錠剤である。

 偽薬でも結構効果があるから、人間心理は不思議である。