(ライブの群集。martfis75 著作。GATAG フリー画像・写真素材集3.0 より引用。)
福山雅治さんや桑田佳佑さんがライブ会場から紅白歌合戦に出演することからもわかるように、いまや年越しライブが盛んです。第九を初めとしてクラシックでも年越しライブが行われています。
私が幼いころは、大晦日は老いも若きも忙しくて外出どころではありませんでした。私が高校生のころ、ようやく年越しライブが行われるようになったと記憶します。昭和40年代に入ったばかりの高校2年生のときだったでしょうか、原信夫とシャープスアンドフラッツの年越しコンサートに行きました。
当時、紅白歌合戦のバックバンドは紅組白組別々でした。その年は紅組のバックバンドが原信夫とシャープスアンドフラッツで、白組のバックバンドは確か小野満とスイングビーバーズだったと思います。(現在では三原綱木とザ・ニューブリードだけで、しかもクチパクバンドです。)
これらのバンドはれっきとしたジャズのビッグバンドでしたから、自分たちの演奏を聴かせるのが本来で、歌謡曲の伴奏は本業ではありませんでした。
あれは新宿の厚生年金会館だったでしょうか?元旦の午前0時過ぎに原信夫ら一行が会場に到着し、第一声「ただいま紅白から戻りました。これからが僕たちの本番です!」と聴衆を持ち上げて沸かせました。50年前のことです。
こんどの土曜、そのとき一緒に年越しコンサートに行った友人と東京で一献酌み交わす予定です。
※今日、気にとまった短歌
新築の塀を汚せる落書きに誤字のあるのはなほ許せない (桑名市)伊藤石英