「電王戦」というのは、将棋のプロ棋士とコンピュータとの対戦である。昨年は、コンピュータ側が3勝1敗1分けで勝った。今年は、コンピュータ側が全勝で勝つと思っていたら、第3局でプロ棋士・豊島将之七段に負けた。
昨年と違うところは、コンピュータ側にハードの制限が付けられたことだ。昨年は100台以上のパソコンを並列につないだハードなどがあったが、今年は、すべて普通のパソコンになった。
ロジックは同じでもスピードが遅くなる。その分、人間側に考える時間が生まれる。第3局目のコンピュータ側の敗因はそこだと、私は勝手に思っている。
将棋界はコンピュータとの戦いを一大イベントとして、将棋界の人気を復活させようとしている。私は先日「復活しない」と予測した(2014-02-27)。なぜなら、プロが全員負けることになると思っていたからだ。
将棋ファンがハードに制限を設けることに納得するかどうか、未知数である。
「電王戦」がこれまでの棋戦と違うところはもう一つある。報道メディアをネット(ニコニコ動画)に限定していることだ。従来通りテレビ新聞で報道すれば、もっと世間の耳目を集めるだろう。しかしながら、将棋界は見たい者がネットに来るようにしむけた。
将棋界の人気の復活が、「ハードの制限」と「ネットだけでの観戦」の成否にかかっている。将棋界は賭けに出た。さすが勝負師である。
昨年と違うところは、コンピュータ側にハードの制限が付けられたことだ。昨年は100台以上のパソコンを並列につないだハードなどがあったが、今年は、すべて普通のパソコンになった。
ロジックは同じでもスピードが遅くなる。その分、人間側に考える時間が生まれる。第3局目のコンピュータ側の敗因はそこだと、私は勝手に思っている。
将棋界はコンピュータとの戦いを一大イベントとして、将棋界の人気を復活させようとしている。私は先日「復活しない」と予測した(2014-02-27)。なぜなら、プロが全員負けることになると思っていたからだ。
将棋ファンがハードに制限を設けることに納得するかどうか、未知数である。
「電王戦」がこれまでの棋戦と違うところはもう一つある。報道メディアをネット(ニコニコ動画)に限定していることだ。従来通りテレビ新聞で報道すれば、もっと世間の耳目を集めるだろう。しかしながら、将棋界は見たい者がネットに来るようにしむけた。
将棋界の人気の復活が、「ハードの制限」と「ネットだけでの観戦」の成否にかかっている。将棋界は賭けに出た。さすが勝負師である。