(電王戦参加者の記者会見。ねとらぼより引用。)
私たちの時代、少年たちは小学校1年で将棋に出会った。はさみ将棋や回り将棋しかできず、普通の将棋は本将棋と呼ばれた。
囲碁や五目ならべに出会うのはもっと後のことだった。将棋がマスの中にコマを置くのに対し、囲碁は線の交点に石を置くので、不思議な感じがしたものだ。
中学になって座標を習うと、交点のほうが重要と分かり、囲碁の合理性に気が付いた。囲碁や五目ならべは石によって強さに差がなく、コマの強さに強弱がある将棋と違うので、囲碁の方に数学的な美しさを感じた。
昨年、プロ棋士の武宮正樹九段がコンピュータに4子置かせて負けた。コンピュータの囲碁ソフトほうが将棋ソフトより、まだ弱いのに・・。
将棋のソフトはすでに十分強く、アマで勝てる人はいない。昨年、電王戦という将棋の大会でプロ棋士がコンピュータに負け越した(2013-04-17)。今年の電王戦はプロがコンピュータに完敗するだろう。今後、将棋のプロはどうやって生きていくのだろうか?