(モバイルでファイル転送。google play より引用。)
メモリ容量や転送速度が現在ほど大きくなかった時代、「圧縮解凍」は必須技術でした。プログラムなども「圧縮」して送られましたから、それを「解凍」したら、まったく元通りになる必要がありました。LHAという北海道のお医者さんが造った圧縮解凍ソフトが世界的に使用された時代もありました。
ところが、画像が自由にやり取りできるようになると、「非可逆圧縮」という考え方が出てきました。つまり、「解凍」しても元通りにならない「圧縮」ですね。そんなことは内容がプログラムだったら無意味ですが、内容が画像だと圧縮しても見栄えが悪くならないかが問われるようになりました。
画像の拡張子に .jpg とか .GIF とかがあって、これらは画像の「フォーマット」と呼ばれます。しかしながら、元来は圧縮方法だったと記憶します。圧縮方法の違いによって画像の質が違うなぞということは、従来の可逆圧縮だったらあり得ないことでした。
むかし、好事家はパソ通の時代から電話回線で画像のやりとりをしていました。(私もやりました。)1枚の画像を落とすのに30分くらいかかりました。そのころ、画像の拡張子(圧縮方法)は今よりもずっとたくさん、10種類くらいありました。.jpg は生き残りましたね。
※今日、気にとまった短歌
帽子マスク作業服すべて白づくめ厨房の人ら売場より見ゆ (名古屋市)高井?子(にんべんに八の下に月)