院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

「線路工夫」

2015-04-05 05:41:36 | 日本語

(元国鉄工夫(92歳)の作業服。We Love Mukaiyama のブログより引用。)

 私が小学校2年生のときの国語の教科書に表題の記事がありました。内容は、線路工夫の人たちが夜中に線路を補修してくれるおかげで、私たちは安心して列車に乗ることができるのです、というものでした。

ところが私のワープロでは「工夫」という文字が出ません。「坑夫」、「人夫」も変換されません。一般にワープロでは差別用語が省かれていますが、「工夫」以下はワープロ会社によって差別用語とみなされたのでしょうか?(少なくとも「工夫」も「坑夫」もむかしの教科書には載っていました。)

 一介のワープロ会社が恣意的な判断によって、日本語の語彙を制限してよいものでしょうか?

 
※今日、気にとまった短歌

  網もって息子が蝉をとりはじめれば森になってしまうゆりのき通り (松戸市)遠山ようこ

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2 コメント

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本当ですね (taro)
2015-04-09 16:29:29

同感です。

同様にGoogle八分なんて言葉もありましたが… こういう検閲にもう少し敏感にならねば、と思います。
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検閲 (管理人)
2015-04-09 16:52:01
taro さん、コメントありがとうございます。
グーグル八分のほうは、すでに言われているので私が言うまでもないですが、ワープロソフトのことは言われないので言ってみました。
今後もコメントをお願いいたします。(^^)
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