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(オムロンの超小型補聴器。ジャパネットタカタのHPより引用。)
まるでウエアラブル端末のように、補聴器はますます小型になってきました。ついに、本人の耳の穴の形に合わせたオーダーメード補聴器が売られるようになり、もはや補聴器とはわかりません。
先日、耳が遠い知り合いの爺さんが、禿げ頭にヘッドホンを着けて現れました。その爺さんとはいつも対話に苦労するのですが、そのときはいつになくスムーズに会話が運びました。
そのヘッドホンが補聴器なのだそうです。オーダーメード補聴器よりもよく聞こえるのかどうかは知りませんが、とにかく値段が20分の1だそうです。
外見にこだわらず開き直ると、人間とは強いものですね。
※今日、気にとまった短歌
蛇泳ぐやうそばに来つ評決のをはりし後に議論するひと (揖斐郡)太田宣子
通常の補聴器は各正規のようなものなので、全帯域の音をお大きくしてしまって、背景ノイズに聴きたい音が埋もれてしまってかえって聴きとりにくいことがあります。
オーダーの補聴器はその人の低下した帯域の音だけを増幅するのでノイズに埋もれることがないからだそうです。
最近、しらずしらずにテレビの音量を上げている自分に気づきやばいと思います。
オーダーメイドというのは、たんに目立たなくするだけの目的ではないのですね。初めて知りました。