ちょっと書くことに惑う一週間でした。
でも、このふたりがそれぞれ、書いた人々を読めて幸せでした。
:「正岡子規」 柴田宵曲 岩波文庫
一見、年賦のようです。できごとは簡潔です。
ただできごとで繋がっているような、さっぱりした
読み口です。
でもちょっと考えてください。できごと同士を
簡潔に流れるように、大切なことを一つも逃さず
その人のつくったものを組み込みながら書いてゆく一連。
うっかりと立体的にしてしまいがちな正岡子規と人々の
関係は「それがあった」程度に抑えたストイックさは
おみごと、のひと言なのです。
:「白楽天」 アーサー・ウェイリー みすず書房
彼の詩の芯がどこにあるのかを教えてくれます。
ウェイリーの見た白楽天像は冷静で、ともすると心に重点を置き
すぎる日本の人の解釈だとあやふやになりがちな白楽天の像に、
しっかりと人からも歴史からも詩からもピントの合う読み方が
為されています。
ここから、漢詩がやっと読めるようになったので、
先延ばしにしてきた武部利男の訳を読みます。
読む書く喋る。ことばは難しいです。
でも、このふたりがそれぞれ、書いた人々を読めて幸せでした。
:「正岡子規」 柴田宵曲 岩波文庫
一見、年賦のようです。できごとは簡潔です。
ただできごとで繋がっているような、さっぱりした
読み口です。
でもちょっと考えてください。できごと同士を
簡潔に流れるように、大切なことを一つも逃さず
その人のつくったものを組み込みながら書いてゆく一連。
うっかりと立体的にしてしまいがちな正岡子規と人々の
関係は「それがあった」程度に抑えたストイックさは
おみごと、のひと言なのです。
:「白楽天」 アーサー・ウェイリー みすず書房
彼の詩の芯がどこにあるのかを教えてくれます。
ウェイリーの見た白楽天像は冷静で、ともすると心に重点を置き
すぎる日本の人の解釈だとあやふやになりがちな白楽天の像に、
しっかりと人からも歴史からも詩からもピントの合う読み方が
為されています。
ここから、漢詩がやっと読めるようになったので、
先延ばしにしてきた武部利男の訳を読みます。
読む書く喋る。ことばは難しいです。