税金の使い方についてこんな意見があります。
税の使い方を民間に決めさせた方が効率いい
公が民間より効率良く出来た事なんてほとんど無い
道州制に変えて、地域別で税率変えて減税競争するまで日本には住所を置きたくない
私には、これは、大多数の国民の意見というより、公の事業をお仕事で受ける企業の立場からの意見のように思います。 . . . 本文を読む
昨年以来、4月のこの時期に、イギリスに再公営化の事例を学びに行こうと計画をたてていました。日本では、これから、さらに民営化を進めようとしていますが、欧米では、再公営化が始まっていて状況を知りたかったからです。
しかも、注意深く日本と欧米の民営化の状況を比較すると、日本の民営化には、①不可逆的であること②運営権という価値の評価なく民営化されていること、という二つの大きな特徴があることがわかります。コロナで延期になっている再公営化の視察ですが、収束したら、ぜひ、行って調査し比較検証したいと思っています。 . . . 本文を読む
2003年の地方自治法改正で、営利企業である株式会社含む団体に運営させることが可能になりました。
それまで、公の施設の管理運営は、地方公共団体やその外郭団体に限定されていました。
指定管理者制度は、裁量権が限定的な委託に対し、自由度の高い「民営化」の一つの手法です。大田区では、現在140の施設で指定管理者制度を採用しています。大田区は、図書館にも、この指定管理者制度を採用していますが、指定管理者制度は、図書館には相応しくないという意見もあります。私が、大田区の図書館に指定管理者を指定することに反対した意見を報告します。 . . . 本文を読む
8月10日の田園調布せせらぎ公園の説明会で、「せせらぎ館の多目的スペースの一区画」が、飲食持ち込み禁止の営利目的飲食提供スペースになっていたことが、新たに明らかになりました。
このスペースは、樹木を切って「せせらぎ館」を作り始める前は、子どもたちがボール遊びできる広場でしたが、ちょうどそのあたりを営利目的の飲食コーナーにしています。
情報公開請求した資料を読むと、松原忠義区長の希望で、そこに、営利目的の飲食コーナーを入れることにしたことがわかります。
説明会でも、なぜ、子どものボール遊びの広場をつぶしてまで、そこに営利目的の飲食コーナーを作らなければならないのか、と言った主旨の質問がありました。 . . . 本文を読む
アムステルダムを拠点活動するNGOの岸本聡子さんが来日しています。
ヨーロッパの民営化による影響と再公営化の流れを水道民営化の事例をもとに、うかがいます。
政策、政治、住民運動などの視点から、大田区など日本の状況と比べ、共通で抱える問題や日本に足りないところ、今後とるべき方策について明らかにします。 . . . 本文を読む
一時批判の声が高まった第三セクターですが、大田区では、出資したり運営費の大半を大田区から補助されているなど、財政的に密接な関係のある第三セクターが増えてきています。しかも、出資していれば必ずしも経営の透明性が確保されるわけではなく、全ての第三セクターの財務諸表等の報告が義務化されているわけではありません。 . . . 本文を読む
区政報告会で、ベルギーのNGOの岸本聡子さんから主にヨーロッパにおける民営化事情について、その後、パルクの内田聖子さんから自由貿易協定の現状について、お話しいただきました。大田区で起きていることが、世界で同時に起きている新自由主義という「投資家の利益のために行われている」ということとがつながっていることをリアルに感じた報告会になりました。 . . . 本文を読む