わたしたち共有の財産で、ほんの一握りの人たちがお金儲けする輪が広がっています。
フランスでは、水道を民営化し、のちに再公営化しています。
再公営化の副市長をお招きして貴重な話を聞きます。
2月18日13時開会
都市センターホテル
《プログラム》
13:00・開会(都市センターホテル5階)
13:15・講演①「SDGsの紹介とその展望(仮題)」国連大学上級副学長 沖大幹
14:15・講演②「再公営化したパリ市水道局の実態(仮題)」パリ市前副市長兼水道局長 アン・ル・ストラ
15:20・トークセッション「公共サービスとは」〜それぞれの視点から〜
沖大幹、アン・ル・ストラ、森山浩行(衆議院議員)、司会進行:岸本聡子(トランスナショナル研究所)
主催、全水道会館 水情報センター(WATER PLAZA)
共催、協賛、後援、アクアスフィア・水政策研究所・横水会館・全水道・国際協力NGOセンター・PSI-JC・アジア太平洋資料室(PARC)・AMネットほか
フランスの経済学者 ピケティは、格差を縮小させるために、資産に課税すべきと言いました。個人資産ばかりに注目されますが、法人の資産への課税も重要なポイントでしょう。
ところが、資産の所有権は自治体においたまま、運営権で金もうけしようというのが水道民営化はじめとした、今の日本の民営化=営利化の潮流です。ピケティの主張の網目を潜り抜けるうまい方法を見つけたものです。
そもそも、ピケティの資産課税の主張すら今の日本の税制に盛り込まれていませんから、コンセッションで水道が民営化されれば、さらに格差は拡大するでしょう。私たちが毎日飲む水で、営利企業がさらに利益を上げることになるからです。
声を代弁してくれる英雄を待つより、私たちが声を上げるほうが早い、時もあります。
待っていても英雄は現れないかもしれません。