◆講演会防衛ジャーナリスト 半田滋氏講演会 &講師と対談
敗戦後80年いま考えたい敵基地攻撃と日米一体化
4月27日(日)13時半~16時
場所:入新井集会室 大森北1-10-14
講師:半田滋氏
防衛ジャーナリスト。元東京新聞論説兼編集委員。 獨協大学非常勤講師。法政大学兼任講師。 防衛省・自衛隊、在日米軍について多くの論考を発表している。
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ジョージオーウェルの『1984』をお読みになったことがありますか?
子どもが親まで監視するような、監視社会を描いています。
『1984』を思いださせるような条文を、大田区議会の個人情報保護条例と規則に見つけました。
議会に、情報ファイルをの設置を義務づけ、住所や閉めに加え、DNAや指紋、虹彩や、声紋、静脈や歩き方などをファイリングするのです。
こうした情報は、情報公開の対象ではないとしているのですが、そうなると、なぜ、どうやって、こうした情報を集め、ファイリングさせるのかも気になります。しかも、例外規定で、開示できるようになっていると読めるのです。恣意的な運用を許さないよう、民主主義が機能しなければ、と思います。みなさんは、どうお考えになりますか? . . . 本文を読む
◆ティーパーティー奈須りえとのテーマのを決めないおしゃべり会です。
参加費無料
【池上事務所 池上5-7-5】(鍼灸 治療院「結(ゆい)」さんの場所をお借りしています。)
4月2日(水)19時~21時
4月5日(土)10時~12時5月7日(水)19時~21時5月10日(土)10時~12時
【洗足池事務所 上池台3 . . . 本文を読む
格差の拡大には、大きく分けると、2つの理由があります。
ひとつは、働いて生み出した【富の分配】=資本家や労働者の間の分配、がうまくいかなくなっていること。
もう一つは、【富の再分配】=税金の集め方と使い方、がうまくいかなくなっていることです。
富の分配も再分配も、政治が深くかかわりますが、地方自治体が深くかかわる、再分配(税の集め方と税金の使い方)について、予算の福祉の款で質問しました。
地方分権で社会保障のためと地方自治体に集めた税金なのに、大田区が社会保障以外に使うから、格差が拡大しているのです。 . . . 本文を読む
日本の所得格差は、大きくなったものの、国は、それを、税と社会保険で是正していると言っています。ところが、消費税は反映されていませんし、調査の年には、低所得者へ現金給付しているので、格差が是正されているように見せています。所得再分配調査は、実態を表していないのです。
民営化で、税金を市場経済に使い、一部が投資家という富裕層の利益に使われる仕組みを許しました。
そのために、地方自治体に、税金が集まる構造をつくり、市場経済へ流れる税金を増やしています。
消費税も地方交付分は、全額社会保障に使わなくていいと思わせる基準を国は作っています。
それに従うのもなんだと思いますが、大田区は、消費税全額社会保障に使う気がありません。
こうして集めた税金を、大田区は、基金に貯めては引き出して、土地、箱モノ、開発に使い、蒲蒲線、蒲蒲線のまちづくりなどに使おうとおうとしています。
だから格差が広がるのです。
今年さらに、大田区に税金を集まる仕組みに変えましたが、格差の拡大に拍車がかかるでしょう。
更に問題は、日本の経済付加価値の約半分が、ウオール街に流出していることです。
日本企業の株が外国資本に買われ、働いて生み出す日本の富の一部が、海外流出し、日本全体が貧困化しているのです。
公民連携で企業の声を聴くなど、区長部局に権限を集中させ、議会は少数意見の発言機会を抑制すれば、相対的に主権者の代表である議会は無力化し、国がダボス会議で言った価値観だけの民主主義、新しい資本主義になってしまいます。
ところが、主権者である区民を守るべき全体の奉仕者大田区は、制度の評価は国がすべきと、実態を明らかにしようとさえしません。
私がこの予算と現状を明らかにし、評価するしかありませんから、予算には、反対しました . . . 本文を読む
令和7年度予算議会が終わりました。エレベータで偶然区長と乗り合わせたところ、「奈須は、全ての議案を良く見ているから」というようなことを言われました。一般会計から特別会計まで、全ての議案に反対し、提出された議案の反対も、一番多かったのですが、明確に反対理由を説明できる議案だけに反対しました。例えば、安くなったから、とか、高くなったから、という理由だけでなく、その背景にある、根拠や公平性や他の制度との整合性などに掘り下げ、区民生活への影響を考えました。議会が終わり、エレベータで乗り合わせた区長はじめ、何人かの議員や職員と話す機会がありましたが、賛否はともかく、深く掘り下げていること、良く勉強していること、言っていることはわかる、反対することは大切だ、など、肯定的なひと言を言ってくださいました。少し意外であると同時に、区長はじめ、議員も職員も、私の主張をよく聞いてくださっていて、日本は、まだまだ捨てたものではないと思いました。 . . . 本文を読む
国の基準が変わり、浴槽の水質基準が、大腸菌群から大腸菌の数に変わったので、大田区の条例改正案が出されました。これまでは、大腸菌やそれ以外の菌の数が、1ml中1個以下でしたが、大腸菌が1ml中に1個以下ならな、水質が保たれていることになったのです。大腸菌を調べる検査の精度があがったから、と区から説明をうけましたが、大腸菌以外のその他の菌を不問にするので、大腸菌さえいなければ、問題の無いお風呂になってしまいます。
今は、区の職員の経験と知見から、お湯をとり換えるなど、適正な指導が行われていると大田区から聞きましたが、条例が変わって時がたてば、知見が失われ、マニュアルだけがたよりになるかも知れません。日本の古くからの浴槽での入浴の慣習や、銭湯の文化と、大田区の観光資源である銭湯の質の向上のために、条例改正には賛成できませんでした。 . . . 本文を読む
先日の、議会で、国の法改正に伴う、大田区の出張旅費精算の条例改正がありました。実費精算、パック旅行などにも対応する内容で、一見、便利で良くなってように感じますが、財務省のコラムを読むと、この改定が、価格の主導権を、市場に委ねる改定だということが見えてきます。
物価が上がっている時に、上限を決め、実費で精算されるのであれば、上限内なら、高くても快適な宿泊施設を選ぶ人もいると思いますから、市場価格は、上限に近づきます。
上限を決め、その額で精算するとなれば、少しでも安い所を選ぶ人も多いのではないでしょうか。
上限を決め、上限額で精算となると、市場は、出張者に選ばれようと、少しでも安い価格を提示するのではないでしょうか。
公務員の仕組みは、民間にも影響を及ぼします。
国も、大田区議会も、実費精算に変わってしまいましたが、みなさんが出張する時は、どちらが良いと思いますか?
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議会を休んだら、議員報酬を減額する条例を大田区議会が可決してしまいました。奈須りえ以外、全ての議員が賛成したのです。
あれ?奈須は賛成?働かない議員が、議会を休むなど、もってのほか。どこが問題かわからない
、と思われるでしょうか。
私は
議員は、選挙で有権者から選ばれ
有権者からその「身分を与えられている」のに
「議員が多数決で」「議会に出たかどうかで」
報酬を減額するのは、おかしいと思いました
議員は
そもそも、雇われて働く人のように
時間を拘束され、
その時間でのパフォーマンスを求められる、
労働者ではないからです
その証拠に
議員には有給休暇も、労災もありません
条例ができる前、議員報酬の支給を変更できるのは、
・任期満了、
・辞職、
・失職、
・除名、
・死亡、
・議会の解散
だけで、減額の規定がありませんでした。
減額は、想定していない、ということです。
有権者の皆さまから
信託を受けて、議員の身分を保証されているから
その議員の身分は
基本、選挙以外、侵すことができない
という事だと思います。
減額規定が無いのに、特例条例で、多数決で変えることを許せば、歴史も、過去の経緯も、すっかりないことに出来てしまいます。
多数決が万能になれば
独裁さえ可能になってしまいます。
以下、討論です。よろしければお読みください。
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所得再分配調査から、日本の当初所得は、危機的状況にあることがわかります。
しかも、税や社会保険料を徴収し、社会保障制度で再分配しても、表面上の数字は、
国の言葉を借りても【一定程度の効果】しかなくて、
消費税は反映させていないなど、足りない部分が見えてきます。
そのうえ、こども保険をつくり、更に社会保険料から社会保障費を出させて、区民や企業の社会保険料負担を増やし、自由に使える一般財源を確保しようとしている構図が見えてきます。
想定して作った質問原稿です。言いたかったことが少しでも伝われば、嬉しいです . . . 本文を読む
資料1福祉費(フェアな民主主義) 奈須利江1 OTAシティ・マネジメントレポートp64
資料2福祉費(フェアな民主主義) 奈須利江2 消費税と扶助費・特別会計繰出金一般財源充当分
資料3福祉費(フェアな民主主義) 奈須利江3 令和3年所得再分配調査報告書p6
資料4福祉費(フェアな民主主義) 奈須利江4 大田区令和7年度予算(案)の概要p15
資料5福祉費(フェアな民主主義) 奈須利江5 . . . 本文を読む
議員の最も大切な仕事の一つが、出された議案に対し、どう考え、賛否などを表明するかだと思います。
一見良いように見える議案も、いろいろな側面を持っています。
当然、悪い議案だけれど、賛成してください、と言う議案はひとつもなくて、区民のためです、適正な執行です、という説明で送付されています。
それを、私なりに解明し、判断するのが、議員の役割だと思って、限られた時間の中で、調べ、態度を決め、意見を表明するか(討論)するかを決めます。
討論は、1日程5分と決められていて、たとえば今回の議会だと、総務財政委員会所管の27議案について、5分で、なぜ、賛成したか、反対したかを表明しなければならないからです。全部の議案について、討論することは、できないのです。
議案を調べ、見えてきた課題や問題について、区民の皆さんに、お伝えしたいことは山ほどありますが、その中から、伝えたい議案を、時間と相談しながら決めて、討論しました。
先日、議決した主な議案の態度についてご報告します。
態度=賛否の理由につきましては、追ってご報告いたします。 . . . 本文を読む
図書館も公園も道路も基本タダで使えますが
大田区のプールも野球場も文化センターもアプリコも
借りて使う人は、使用料を支払います。
この使用料は、大田区が勝手に決めることはできなくて
変える時には、条例改正=議会で議決、が必要です。
この使用料は、近年、4年ごとに(オリンピック?)見直すようになっていて
第一回定例会に、施設使用料改定の議案が提出されました。
大田区は、
施設を使う人は、施設を使うことで利益を得ているのだから、
使わない人との間の公平性を保つ=受益者負担の公平性、
という考え方で、改定料金案を出しました。
確かに、使う人と使わない人との間の公平性、だけ切り取れば、
もとになる施設建設・維持管理費が適正なら、
【公平】になるかも知れません。
ところが、そこには、大きくは、2つの視点が欠けていると思います。
🔴一つは、適正な総量の考えが無いため、作り過ぎれば、過剰な負担を強いられること。
🔴もう一つが、施設を使い利益を上げる事業者が、事業をする上で、誰もが必ず負担している施設使用料を負担していない問題です。
そうなると、施設の管理運営において、過剰な利益を得ているかも知れないけれど、そこを不問にしている問題です。
以下、討論の原稿と区の施設使用料改定の考え方です。 . . . 本文を読む