
私は「ひとにやさしいまちづくりを進める大田区民の会」というボランティアグループの代表を務めています。
私達の会は2002年3月に設立以来、大田区内の公共施設建築の設計図の段階から行政の皆様とまちづくりの会の障がい者との懇談会の中で、バリアフリーの視点からバリアのない建物への意見交換、提言をして区民の声を行政に届けています。
また、道路・公園・多摩川土手からのスロープの設置・駅舎などバリアのないまち大田区を目指して、地域のバリアフリー点検を30名ほどのメンバーで活動しています。
その中の一人に奈須りえさんがいます。奈須さんは、メンバーの、障がいのある人ない人の中で一緒に活動する、まちづくりの会には欠かせない人になりました。これは5年間の「ひとにやさしいまちづくりを進める大田区民の会」の活動により、メンバーの信頼を得たものと思います。
・駅から公共施設までの視力障がい者のための点字誘導ブロック設置の実現。
・手動車いす利用者の歩車道段差2センチを5ミリのブロックに改善。
・JR蒲田駅のエレベーター設置による東西自由通行の実現
長年のまちづくりの会の大きな課題だったJR蒲田駅の東西自由通行が、エレベーター設置によって解決します。始発から終電まで、東口から西口への通行が、車いす利用者、高齢者、ベビーカーを押すお母さんなど誰にも使いやすい駅になります。
これらのやさしいまちづくり実現のため、企業や行政に働きかけるなど、奈須りえさんは、私たちとともに活動してきました。
私は、奈須りえさんの広範囲な行動力と的確な判断に脱帽するひとりです。
なによりも愛してやまない大田のまちを、ひとにやさしいまちにに変えていこうという情熱と活動力を人一倍持っている奈須りえさんを応援する皆さんと共に
、区民主体のまちづくりを学びながら進めていきたいと思っています。