ヒメヤママユ Saturnia jonasii
2011年9月 北海道
分布[日本各地] 時期[9-11月] 開張[♂85-90㎜:♀90-105㎜]
ホスト[ブナ科(クリ・クヌギ・カシワ)・バラ科(サウラ・ウメ・ナシ・スモモ)・ミズキ科・クルミ科・カエデ科・ニレ科など]
写真の個体は夜間にトイレ内の壁に静止するヒメヤママユ♂を撮影。
日本各地に生息するヤママユガ科[ヤママユガ亜科]に属する蛾の仲間。
以前は北海道亜種と本州以南亜種に分かれていたが現在一つにまとめられている。
早い個体では晩夏から出現し、秋も深まる頃に外灯で多く見られる様になる。
平地~山地まで幅広く見られ、ホストの多様性から各地で簡単に見る事が出来る。
通称『姫様』、ヤママユガ科の中では小型な部類で色彩は安定しているが、稀に黒化型が見られる。
♂の羽は赤や黄土色が目立ち触角は羽毛状、♀の羽はオレンジ色で、触角は両櫛歯状をしている。
灯火に良く飛来し、卵で越冬する。成虫は秋に年1回発生。
2010年9月 北海道 ヒメヤママユ Saturnia jonasii
日中に葉にしがみついているヒメヤママユ♀を見つけた。
2010年9月 北海道 ヒメヤママユ Saturnia jonasii
日中にシラカバの幹に止まって休んでいるヒメヤママユ♂
2014年9月 北海道 ヒメヤママユ Saturnia jonasii
夜間外灯付近の壁に止まっていたヒメヤママユ♀
2014年10月 北海道 ヒメヤママユ Saturnia jonasii
たまに翅を畳んで、止まっている個体を見る事がある。
2010年9月 北海道 ヒメヤママユ Saturnia jonasii
山地の外灯に引き寄せられ静止するヒメヤママユ♂
2014年9月 北海道 ヒメヤママユ Saturnia jonasii
山地の外灯付近の工事看板に止まっていたヒメヤママユ(上:♀ 下:♂)
2011年9月 北海道 ヒメヤママユ Saturnia jonasii
外灯付近にいたヒメヤママユを並べて撮影。
2014年9月 北海道 ヒメヤママユ Saturnia jonasii
深夜、山地の電柱下にいたヒメヤママユ♀
[ヒメヤママユの雄と雌の顔]
左:ヒメヤママユ♂(触角が羽毛状・色彩は暗赤色)
右:ヒメヤママユ♀(触角が両櫛歯状・色彩は明るいオレンジ色)
[ヒメヤママユの標本と生態の比較]
左:ヒメヤママユ♂(♀よりも小型で、羽は暗赤色と黄土色が良く目立ち、外縁の曲がりが強い)
右:ヒメヤママユ♀(♂より一回り大きく、羽はオレンジ色と黄土色が良く目立ち、全体的に丸みを帯びる)
[手乗りヒメヤママユ特集♪]
[ヒメヤママユの幼虫~蛹~羽化]
左:18㎜
中:26㎜
右:35㎜
左:50㎜
中:繭を作り始める幼虫
右:寄生されていた幼虫
左:蛹化(繭から出てしまった)
中:蛹(通常は繭の中で蛹になります)
右:羽化 ♂のヒメヤママユ
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