シナカミキリ Eutetrapha sedecimpunctata (北海道)
[分 布] 北海道・本州・四国
[食 樹] シナノキ・ケヤマハンノキ・カツラなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約13㎜~20㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。
北海道・本州・四国に分布しており、平地~山地に生息し個体数は普通。
成虫は日中にホスト生葉のスウィーピングや伐採木などで得られる。
本州以南では山地性が強く、低山地~山地で得られている。
日中はシナノキ・カツラなどの伐採木に集まるが♀の個体が多く、♂は灯火などで採集される事が多い。
人気のサペルディーニ族[トホシカミキリ族]の一種で、この仲間は羽化した後に後食の為にホスト植物の葉を囓る習性がある。
ホスト植物で葉の脈に沿って食痕が見られれば、狙った種をGETする事が出来るわけです。(種によって様々な食痕のパターンがあります)
上翅は黄土色で、黒紋(8個)が時計の文字盤の様に丸く円を描く、文字盤の下にも6個の黒紋が見られる。
また新鮮な個体は黄土色が濃くオレンジ色の様に見える個体もいる。
※ 九州産のものはキュウシュウシナカミキリと言い亜種にあたります。
2014年 北海道 シナカミキリ Eutetrapha sedecimpunctata
山地の小規模の広葉樹の土場に飛来したシナカミキリ。
2011年 北海道 シナカミキリ Eutetrapha sedecimpunctata
日中山地の林道で見つけたシナカミキリ、横から撮影すると体中に毛が見られる。
2012年 北海道 シナカミキリ Eutetrapha sedecimpunctata
日中に葉を囓る、シナカミキリの♂。
2013年 北海道 シナカミキリ Eutetrapha sedecimpunctata
夜間自販機の灯りに飛来したシナカミキリの♂、触角が長く尻つぼみになっていて格好良い。
2010年 北海道 シナカミキリ Eutetrapha sedecimpunctata
日中に山地の麓にある古い広葉樹の薪に飛来したシナカミキリ。上翅の模様は教科書通りの基本型。
2022年 北海道 シナカミキリ Eutetrapha sedecimpunctata
市内の森で見られたシナカミキリ
[北海道のシナカミキリ]
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