こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

セアカカバナミシャク

2017年12月11日 |  ・ナミシャク亜科

セアカカバナミシャク Eupithecia quadripunctata
2014年9月 北海道

分布[日本各地] 時期[4-6月・8-10月] 開張[20-28㎜]
ホスト[キク科:オオヨモギなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、セアカカバナミシャクを撮影。

日本各地に分布するシャクガ科[ナミシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く生息し、個体数は普通。
本種の特徴は腹部背面が黄褐色で、前翅の横脈紋はやや長く明瞭、後翅の横脈紋は小さいやや不明瞭となる。
年2化で発生し、秋型は小型となる傾向があるようです。


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スカシエダシャク

2017年12月10日 |  ・エダシャク亜科

スカシエダシャク Krananda semihyalina
2012年6月 沖縄県

分布[本州・四国・九州・沖縄] 時期[5-8月] 開張[39-44㎜]
ホスト[不 明]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、スカシエダシャクを撮影。

本州・四国・九州・沖縄に分布するシャクガ科[エダシャク亜科]に属する蛾の仲間。
南方系のシャクガで、関東南部が本種の北限の様で、南に行くほど個体数は多いです。
枯葉に紛れると一見分からないほど、上手く溶け込む擬態の名人です。
スカシエダシャクは和名の通り、前・後翅基部から中央にかけて翅がスケスケです。
この透けている部分は鱗粉がありませんので翅の奥の景色などが透けて見えます。
掲載画像は残念ながらその特徴がうまく表現出来ていません。
♂の触角は織毛状で、♀の触角は微毛状。


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シロモンクロエダシャク

2017年12月09日 |  ・エダシャク亜科

シロモンクロエダシャク Proteostrenia leda
2011年7月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-8月] 開張[28-38㎜]
ホスト[ニシキギ科:ツルウメモドキ・マユミ・ツリバナ・クロヅル・ツルマサキなど]
写真の個体は日中に山地の林道脇で見つけた、シロモンクロエダシャクを撮影。

日本各地に分布するシャクガ科[エダシャク亜科]に属する蛾の仲間。
低山地~山地まで広く生息し、個体数は普通。
前・後翅の外縁は波型に屈曲し、前翅翅頂は尖る。
色彩・斑紋の変異が著しく、本州産の様な地色が黒色の個体は北海道では見られていない。


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シロシタヒメナミシャク

2017年12月08日 |  ・ナミシャク亜科

シロシタヒメナミシャク Lobophora halterata ijimai
2015年5月 北海道

分布[北海道・本州] 時期[6月] 開張[21-23㎜]
ホスト[不 明]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、シロシタヒメナミシャクを撮影。

北海道・本州に分布するシャクガ科[ナミシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地に生息し、個体数は普通と思われる。
♂の後翅の基部付近には翅頂の二分の一ほどの大きな袋が見られる。
近似種のアトスジグロナミシャクに似ているがアトスジグロナミシャクは北海道では主に渡島半島南部で記録がある。



シロシタヒメナミシャク Lobophora halterata ijimai
2015年6月 北海道


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シロシタオビエダシャク

2017年12月07日 |  ・エダシャク亜科

シロシタオビエダシャク Ophthalmitis irrorataria
2014年8月 北海道

分布[北海道・本州] 時期[7-8月] 開張[39-45㎜]
ホスト[カラマツなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、シロシタオビエダシャクを撮影。

北海道・本州に分布するシャクガ科[エダシャク亜科]に属する蛾の仲間。
低山地~山地まで広く生息し、個体数は普通。
本州では山地に生息し、中部山岳では7月~9月中旬に見られる、北海道では北部に多く見られる種で札幌市内では稀。
霜降り模様で上品な色彩を持ち、中横帯が白く回りは灰色。後翅では全体的に灰色を帯びる。
♂の触角は櫛歯状で、♀の触角は糸状。
日本固有種の美しいシャクガです。


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サカハチクロナミシャク

2017年12月06日 |  ・ナミシャク亜科

サカハチクロナミシャク Rheumaptera hecate
2011年6月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-7月] 開張[28-31㎜]
ホスト[ツツジ科:レンゲツツジ・ホツツジ・ウラジロヨウラク/カバノキ科:シラカンバなど]
写真の個体は日中に山地の林道で見つけた、サカハチクロナミシャクを撮影。

日本各地に分布するシャクガ科[ナミシャク亜科]に属する蛾の仲間。
北海道に分布する個体はサカハチクロナミシャク北海道亜種 Rheumaptera hecate matsumurai となる。
平地~山地に分布し、個体数は普通。昼行性の蛾の為に、夜間の外灯ではまず見られない。
日中に花に良く飛来する。
黒と白のコントラストのはっきりとした美しい蛾です。
近似種のオオシロオビクロナミシャクに似ている。


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コヨツメエダシャク

2017年12月05日 |  ・エダシャク亜科

コヨツメエダシャク Ophthalmitis irrorataria
2015年6月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-8月] 開張[39-43㎜]
ホスト[バラ科:ズミ・リンゴ・カイドウ・カマツカ・アズキナシなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、コヨツメエダシャクを撮影。

日本各地に分布するシャクガ科[エダシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで生息し、個体数は普通。
通常は緑色の個体だが、時間の経過と共に擦れて褐色となりやすい。
写真の個体は擦れており、既に褐色になっているコヨツメエダシャク。
大きめの横脈環は裏表とも鮮明、後翅では中・外横線の間が黒帯なすことが多い。
触角は♂♀共に櫛歯状となる。


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コベニスジヒメシャク

2017年12月04日 |  ・ヒメシャク亜科

コベニスジヒメシャク Timandra comptaria
2015年9月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-9月] 開張[19-25㎜]
ホスト[タデ科:ニワヤナギ・イヌタデ・ママコノシリヌグイなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、コベニスジヒメシャクを撮影。

日本各地に分布するシャクガ科[ヒメシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地に生息し、各地で個体数は多く見られる。
近似種にはベニスジヒメシャク・フトベニスジヒメシャク・ウスベニスジヒメシャクなどがいる。
本種は前翅中央の太く明瞭な線(斜線)は細く、前・後翅の外縁の毛は淡い紅色となる。
他の近似種と違い本種では斜線には、外側に紅色の縁取りが見られない。
写真の個体では擦れ気味な為、縁毛が見られない。


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コナフキエダシャク

2017年12月03日 |  ・エダシャク亜科

コナフキエダシャク Plagodis pulveraria
2017年5月 北海道

分布[日本各地] 時期[5~6月・7-8月] 開張[29-32㎜]
ホスト[ブナ科/バラ科/ツツジ科]
写真の個体は夜間湿地帯でライトラップを行った際に飛来した、コナフキエダシャクを撮影。

日本各地に分布するシャクガ科[エダシャク亜科]に属する蛾の仲間。
北海道に分布するものはコナフキエダシャク北海道亜種となり、北海道のみに分布している。
上翅は明るい褐色模様で、中央には太い茶色帯が見られるのが特徴です。
北海道では産地はやや局地的で個体数もそれほど多くはない。
春と夏の年2回発生で春型・夏型がある。



2015年5月 北海道 コナフキエダシャク Plagodis pulveraria
管理人のカメラに止まった個体を友達のLHさんに撮影して頂いた。


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ケブカチビナミシャク

2017年12月02日 |  ・ナミシャク亜科

ケブカチビナミシャク Gymnoscelis esakii
2015年10月 北海道

分布[日本各地] 時期[4-5月・9-11月] 開張[12-16㎜]
ホスト[キンポウゲ科:センニンソウの蕾/ウコギ科:タラノキの花など]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、ケブカチビナミシャクを撮影。

日本各地に分布するシャクガ科[ナミシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地にかけて広く生息するが、全体的に個体数は少ない。
北海道では主に渡島半島南部に分布するが、道東の標茶町の記録もある。
今回撮影した♂のケブカチビナミシャクは道央圏内で見られた、割と広く浅く分布している蛾です。
♂の翅頂は尖り、亜外縁線の中央には淡色の斑紋が見られる。また♂は前翅前縁に毛を密生させ、尾端には白毛が見られる。
近似種のナカグロチビナミシャクに似ている。
発生時期から見て、年2回発生で春型と秋型があるのかも知れません。



2015年10月 北海道 ケブカチビナミシャク Gymnoscelis esakii [1枚面画像と同個体] 



2017年11月 北海道 ケブカチビナミシャク Gymnoscelis esakii


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