いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ほかにやることがないのか。 does he has nothing to do , else

2017-07-05 20:06:14 | 日記
 (1)北朝鮮の日本海に向けたミサイル発射に対して情報不足の日本で政府の方針にもとづき国内の一部の鉄道が走行中の電車を止めたことがあった。
 情報も不明なのに走行中の電車を止めることが安全にどれほどの意味があることか議論が起きた。

 新聞の投稿川柳欄に、ミサイルに警戒しろといわれて何を警戒したらいいのだろうというのがあって、失礼ながら思わず笑ってしまったが、北朝鮮がミサイル発射を極度にくり返し成功、失敗を重ねながら昨日は北朝鮮のいう米国本土も視野の「ICBM]発射に成功したと発表した。

 (2)発射されたミサイルは高度2800キロ、射程5000キロ(米国本土には届かない)ともいわれて日本のEEZ内に着弾したと日本政府は発表した。日本としては国境侵害、主権侵害にあたるものだが、これを発表した稲田防衛相のTV会見報道場面からは何かミサイル軌道の解説者風で緊張感は伝わってこないものだった。

 国民にとっては前述川柳のようにミサイル攻撃に何を警戒したらいいのかだが、国の防衛としては分析、検証だけでなく万全な国防対策が必要であり、具体的な内容は公表できなくても稲田防衛相の会見では安心感は伝わってはこない。

 (3)何しろ現在のミサイル迎撃体制の世界的水準は確率が50%そこそこ(報道)といわれて、最近実施された日米迎撃訓練でも失敗(同)したといわれている。
 確率からいえばミサイル発射2発に1発は防御できないことになる危険水域だ。稲田防衛相も評論家、解説者風ではいられない国民の安全保障だ。

 (4)トランプ大統領がこれに対してめずらしく気の利いたことを言っていた。北朝鮮のたび重なるミサイル発射実験に対して、「ほかにやることがないのか」という趣旨発言(報道)だ。

 日本、韓国、米国はもとより世界の平和を願う国民の思いでもある。ミサイル発射成功のたびに北朝鮮TVに映し出される発射に立ち会う金第一書記の満面笑みをみていると、失礼ながら子どもの戦争ごっこを想像してしまう無邪気さがある。

 (5)そういう戦争感覚で核実験、ミサイル発射ばかりをくり返されては、アジアの平和、世界の平和基準が成り立たなくなる。「ほかにやることがないのか」の戦争遊びの気分の危惧を覚える。

 北朝鮮指導部は金前総書記の時代に国際テロ政策を推進し、日本などから拉致を国家犯罪として実行して乱暴な無軌道国家体制だとの印象は強かった。米国からはテロ国家指定を受けて制裁対象となった。
 
 (6)その後を引き継ぐ現在の金第一書記は若くして北朝鮮の指導者に就き、欧州での留学経験もあることから当時の一部報道ではこれまでの北朝鮮国家体制にいい変化が見られるのではないのかの観測もあったが、前体制にも増して手のつけられない危険な無謀な指導者であることを実証している。

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