いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

天才棋士。 genius of ‘shogi ’

2017-06-27 20:01:12 | 日記
 (1)将棋の14才藤井四段が前人未到のデビュー対局以来29連勝を達成して社会を驚かせている時に何だが、それまでのというか現在でも天才棋士(genius of ‘shogi’)の代表格といえば羽生善治棋士(46)だ。

 96年に26才の若さでこれまた前人未到の当時の全タイトル7冠すべてを独占した正真正銘の天才棋士だ。その羽生さんでもこれまで100敗以上はしているのだから、藤井四段も驚異の実力を披露して現在のクラス対局ではまずこのまま勝ち続けることは十分考えられるが、これからの長い棋士人生では羽生さん同様に多くの敗戦も経験することになるのは間違いない。

 (2)現在の棋士はお互いがそうだがコンピュータソフトを駆使した将棋研究もルーティン(routine)で、相手もデータ蓄積された藤井四段の将棋を相当に研究して対局に臨むことになるのでますます厳しい対局が予想される。

 勝負事は勝ち続けることはもちろん大変なことだが、敗北が来てからの実力の真価が問われることになる。選りすぐりの将棋天才が集まる群雄割拠の将棋界で、いつかは必ず敗れての後の藤井四段の実力の真価がまた楽しみだ。

 (3)プロ将棋の報酬制度はわからないが、藤井四段の対局料だけでも(ついでに勝者プレミアム報酬があれば)29連勝ということになれば中学生として異例の百万円単位は下らない収入ということになるが(プロ棋士は個人事業主)いかがでしょうか。

 29連勝に関心、注目は集まるが、個人事業主としての収入も14才中学生としては異例の相当なものとなるのだろう(予想)。

 (4)藤井四段は現在中学3年でプロ棋士だが来年は高校進学も進路として考えられて、もしそうなら受験対策も大きなライバルとなる。
 デビュー以来勝ち続けているために毎週のように対局会場の大阪、東京に出向いての対局が続いて、中学の学業との両立もさぞかし大変な苦労が考えられる。

 天才棋士ともなると中学を卒業してプロ棋士に専念するという常道はあるが、プロ棋士と学業の両立というそちらの決断、一手にも迫られることになる。

 (5)藤井四段の30年ぶりの29連勝新記録達成は社会現象になっているが、その少し前には対局中のスマートフォン(将棋ソフト)閲覧疑惑(連盟の言う)問題で連盟対応に社会通念と隔絶した(本ブログ評)不手際が見られて、将棋界が純粋培養の弊害による社会理念、常識との融合に欠けている側面、混乱も見られた。

 天才棋士として将棋に完全特化する生き方も限られた人だけの魅力があってすばらしいが、幅広い多様な知識、理性も長い人生には魅力で大切だ。藤井四段の決めの一手は。

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