いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

芸術、音楽の空白期。 stage of blank of art , music

2020-10-24 20:26:28 | 日記
 (1)日本を代表するジャズ・クラシックギタリスト渡辺香津美さんが米国ジャズクラブに出演していた時にマイルス・デイビスさんがやってきて、今の曲を弾いてみろと催促されたとラジオ番組でコメンテーターが紹介していた。普通そういう会場は聴衆でざわついているものだが、その時は帝王マイルスの突然の出現でシーンとなったと番組ゲストの渡辺香津美さんが語っていた。

 (2)マイルスが新しいメンバーを探していたとみられ、ギタリスト渡辺香津美さんがマイルスの興味をさそったみられるが、結局は渡辺香津美さんがマイルス・デイビスバンドへの参加は実現しなかった。

 (3)そのマイルス・デイビスバンドのピアニストとして世界的なビッグネームのキース・ジャレットさん(75)が病気で左半身まひ「家の中を歩き回ったりすることは全くできない」(報道)状態であることがわかった。

 近年、国内外の世界的なデザイナー、音楽家が相次いで亡くなるニュースが続いて、今年コロナ社会でもパリで活躍のデザイナー高田賢三さんがコロナ感染で亡くなった。

 (4)著名な芸術家、音楽家の高年令化が進み亡くなるニュースは一時代の終わりを象徴するものでもの悲しいが、もちろん自らのスタンス、独自のスタイルを確立した芸術、音楽は永遠に語り継がれ、影響力を持つものであるが、そういう高い、強い、影響力のある芸術家、音楽家に続く若い人材、素材が育っているのかといえば、なかなか頭角を現すまでにはなっていない。

 (5)時代をガラリと変える、革命的な世界的バンドもビートルズ(Beatles)を最後にあらわれていない。コロナ社会で経済、社会は来年に向けて大きなダメージを抱え、回復には数年はかかるとの見方もあり、芸術、音楽も現代を支える世界的なビッグネームの芸術家、音楽家がいなくなれば時代は大きなエアポケット(air pocket)、空白期(stage of blank)を迎えて虚脱感、無力感を実感する時代がくる。

 (6)そうなったらそうであたらしい息吹も必要性に応えて出現するともいえるが、若い世代に独創的、革命的な主義、思想、理念が湧いてこないところに期待感は低い。時代は未来志向の大きな転換、革命、変革を求めており、コロナ社会で加速する状況にあり、あたらしい息吹を待ち望んでいる。

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