「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



久しぶりにちょっとお試しでFM音源を弄ってみたい
という思いから、windows用のソフトウェアシンセを
探していたのですが、あまりこれって言うのが
見つからずにいました。

その中で1つ面白いものを見つけたのはこれ。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/suede/tinysynth.html

windows上で動くシンセです。
画面上部が音色設定のパネル、下部が2段の鍵盤に
なっていて、マウスでもキーボードでも演奏が
できるようになっています。

さて、肝心の音源のところ。

まずエンベロープは一般的なADSR形式のもの。
とても解り易い。上がキャリアー、下がモジュレータ
となっているようです。
パネル上で「モジュレーション」と書いてあるのは
いわゆるLFOによるエフェクトのようです。

一番の関心事、音色の生成ですが、FM音源
(周波数変調)ではないみたいです。
音色決定に使用できるのは、ノコギリ波、三角波、
矩形波の3種類。

ちなみに一般的に、FM(周波数変調)で周波数比を1
に設定すると三角波に近い音色、周波数比を2に設定
すると矩形波に近い音色になるといわれています。
(実際、周波数変調の結果の波形を画面上に表示する
 ようなプログラムを組んでみると、それに近い
 形状の波が表示されるんですよね)


というわけで私のmega48用の実験中の音…
http://picavr.uunyan.com/experiment_fm_sound.html
このページの上からちょっとスクロールしたところに
貼ってあるサンプル音(mp3)と聞き比べてみました。

まず周波数比=1の方。やっぱり三角波に近い音色ですね。

次に周波数比=2の方。やっぱり矩形波に近い音色です。

音質としては、さすがにこのtinysynthのほうが16ビット
精度の音声ということで綺麗です。
20MhzのマイコンのPWMで40000Hz程度を
発声させるとすると、8ビットか、せいぜい9ビット
程度で限界なので、致し方ないこと。マイコンで10ビット
以上の音声を出すなら、PWMではなくR2Rラダー
などでDA変換をする必要がありますね。

このソフト、これで音色が周波数変調を使えれば申し分
無しなんですけど、でもフリーソフトで公開されている
だけでも感謝です。
いずれにしてもこのソフト、かなり遊べました。
このソフトで遊んでみて思ったんですが、
やっぱり、エンベロープやLFOは欲しいな。
エンベロープやLFOが付いてないと、楽器って
感じがしないんだなぁ。


それ以外としては、
http://d-club.cside.ne.jp/dtm/dtm01.html
昔のX68000用のMMLファイルの資産を活かす
というものがありましたが、音色生成が使えるのか
どうか良くわからない…
内蔵の音色パレットを選ぶことは出来そうですが、
FM音源内部のレジスタを弄れるのかどうか…


あと、
http://allabout.co.jp/entertainment/dtm/closeup/CU20051109A/index2.htm
ヤマハDX7をシミュレートしたHexter VSTiという
フリーソフトがあるっぽいのですが、VSTiというのが
今ひとつ理解できず。
これが使えるようになれば面白いんだけどなぁ…。

音色はマウスでグリグリ弄って作れそうなんだけど、
スクリーンショットでは鍵盤が無いみたい。演奏は
できるんだろか?

後でもうちょっと調べてみよう。



コメント ( 0 )