雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

13歳 迎えられたね おめでとう!!

2014-09-03 11:06:14 | 愛犬のプロフィール&成長記録
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今日は風ちゃんの誕生日。

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風ちゃん。


あなたは、13年前の今日ぐらいに

この世に生まれたのよ。



琵琶湖の湖畔で人知れず生まれ


人間に発見された時には、いっしょに誕生した兄弟犬みんながすでに他界していたという。


たった一匹だけ生き残っていたキセキの犬、ラッキー犬の風ちゃん。


せっかく生まれてきたのに生きることができなかった兄弟犬たちのためにもしっかりと生きなくちゃね。



そんな風ちゃんと、パパとママが出会ったのは

9月の終わりの琵琶湖のほとり。



ウインドサーフィンをしにやってきたパパとママは

ころころでヨチヨチ歩きの風ちゃんを見て、正直トリコになったのよ。



ママは、それまで犬が怖くて、犬が苦手で、犬嫌いで、犬に触ることも近寄ることもできなかった。


だから、風ちゃんの母犬のヨーコちゃんが、ビーチをウロウロしているところをみかけたけれど


ずっと避けていて近寄ったこともなかったのよ。



そんな私が何十年もできなかった「犬に触る」ということが初めてできたワンコが子犬の風ちゃんだったの。


この時、ママの運命がきっと風ちゃんと繋がったのね。


風ちゃんを初めて見た瞬間、自然に手が伸びて抱っこしていた。



今から思うと、犬に近寄ることさえ避けていたママにとっては、キセキのような出来事だったのよ。



そんなママだから、風ちゃんを引き取る決意をするまでには、めっちゃ時間がかかったの。

毎日、毎日悩んで、お迎えまで時間がかかってごめんね。



経験のない私にちゃんと育てられるだろうか。

「子犬の風ちゃんはかわいいけれど、成犬になった時に

  嫌いになってしまったら、お互いが不幸になる」と思ったから。



もしも、嫌いになるとしたらなぜ?

私は、なぜ犬が苦手、怖い、嫌いだったのか?


それから必死でママは自己分析したのよ。

「犬は何を考えているのかわからない」

「犬は吠える。犬は咬みつく。犬は飛びつく。犬は追いかけてくる」

これが犬に対する恐怖の原因で、怖い存在だから嫌いだ、避けたい・・・という感情が芽生えて

ママは何十年も生きてきたのよ。




そう、あの日、子犬のあなたと出会うまでは。



パパとママ、あなたと出会ってすぐに、書店に行って犬の本を買い込み、犬の勉強をスタート。


しつけやトレーニングによって、吠える、咬みつく、飛びつく、追いかけてくるなどは

コントロールできるんだとわかって


だったら「吠えない、咬まない、飛びつかない犬に育てれば、この子犬を嫌いになることはないばす」だと考え、引き取ることを決意したのよ。




でも、もしかしたら風ちゃんは、そんなワンコ嫌いのママの心を変えるために

ママをみつけて、パパやママの家族になるために目の前に現れたのかもね。




そんな風ちゃんのおかげで、ママの人生は大きく変わったのよ。


風ちゃんといっしょに暮らし始めて
「犬は何を考えているのかわからない」と思っていたママが、風ちゃんの考えていることが
どんどんわかりだして、毎日がハッピーに。


犬雑誌のライターや編集としての仕事も増やし

たくさんの獣医師さんや、ドッグトレーナー、インストラクター、トリマーさん、グッズ開発の方などとも出会え、とんどん犬の知識が増えていったのよ。


そして大学教授からも動物の心理や学習について学び

今は、風ちゃんたち犬の研究がライフワークになりつつあるの。





風ちゃんは今日で13歳。


雑種犬は、強くて病気知らずだと思っていたけれど

7歳の時、マブタに良性腫瘍ができて切除の手術をしたね。


それが風ちゃんの初手術だったね。

あっ、生後6カ月の時に去勢手術はしたけどね。





でも、9歳の終わりに時、風ちゃんの体重が増え始め、カラダの異常を確信。


膀胱の病気だと診断されて、お薬生活が続いたね。



そして、10歳の時、その病気がサードオピニオンで水腎症だとわかって、腎臓摘出の大手術。


1.8リットルもの水を含んだパンパンの腎臓で風ちゃんのお腹は、もう破裂寸前だったよね。



本当にあの手術をよく頑張って乗り越えてくれたね。




無事に成功して、すぐに元気になった風ちゃん。

あれも、キセキだったのかも。



だけど、手術後に提出した腎臓から腎細胞癌が発見され、地獄に落とされたような気持になったママ。




それから、必死で腎細胞癌について、調べまくったのよ。






でもね。犬の腎細胞癌の記事は少なく、抗がん剤も効果がないとされていて、ショックだったの。


病理検査の結果には、腎細胞癌は悪性度高い腫瘍で、摘出手術をした後でもリンパや残りの腎臓、肺、肝臓に50~60%が転移すると書かれていて


風ちゃんのように片方の腎臓を摘出した3歳のワンちゃんが「ピロシキカムの投与で、長期生存した犬の1例」としての論文もみつけたの。



ただ、その論文の長期生存=27カ月生きたと。


手術をしたのは、風ちゃんが10歳の7月。


その時、長期生存で27カ月なら、風ちゃんは13歳の誕生日は迎えられないかも・・・・・。



そんな覚悟もしていたのよ。



ふうちゃんも一時期、ピロキシカムを投与したね

だけど、食欲がなくなり、胃潰瘍をおこし始めたので投与を中止。


結局、この2年間、お薬はほとんど使わず過ごすことにしたね。




そんな風ちゃんが13歳の誕生日を迎えられたのは、キセキかも。


風ちゃんは手術後26カ月生きてるもんね。





だけど、昨年の12歳の誕生日以降、この一年風ちゃんにはいろんな事件があったね。


しっぽがよく下がりはじめたのもちょうど一年前ぐらいから。


年齢を感じることが多くなっちゃたよね。


それでも、引っ越し前まではかなり元気だったんだけどねー。



春に、大型犬に咬まれる事件があったり

オスワリがあまりできなくなったり。


目も核硬化症だと診断され、明暗が変わると見えにくくなる状態になっているのよね。




そして最近では、耳が全く聞こえなくなる状態に。



だけど、それも今は少し復活してきて、これもキセキなのかも。




風ちゃんは、生まれた時からラッキーなワンコ。


だから、いろんな試練があるけれど、ラッキーが重なってクリアしていけているのかも。







そんな風ちゃんの13年をブログの写真で綴ったムーピーを作りました。

よかったら見て下さい。





雑種犬風13歳、おめでとう





風ちゃん、来年も再来年も、お誕生日のお祝いができるように

いっしょに頑張ろうね。



愛を込めて。

ママより。




最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。


スタンレー・コレン博士の本によると、犬は5歳で人間の37歳。

そして、6歳以降は、小型犬で1年で人間の4歳、中型犬で1年で5歳、大型犬で1年で6歳ずつ増える計算になるとか。

となると、13歳の風ちゃんは、人間だと37+8×5=77歳。しっかりおじいちゃんの歳ですね。


いろいろ弱いところが出てきて当然なのかもです。


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