ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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THE LOVE

2012-04-17 07:26:34 | ウルトラシリーズ
サントラがついてくると聞いて、ウルトラゾーンのブルーレイ2巻を購入しました。

そこに収録されていたウルトラゾーン本編の「THE LOVE」が、非常に素晴らしい出来栄えでした。不時着し負傷したザラブ星人が、1人の女性に助けられ、いつしか共に暮らすのが当たり前の風景になっていったものの・・・という物語であり、最初から最後まで文句無しの名作だったと思います。

私が1番心に残ったのが女性とザラブ星人が、ごく当たり前のように日常を共にしているシーンでした。畑を耕し、のどかな山村を歩き、草原に出かけ、河原で絵を描く。そんな、人間同士なら特に気にも留めないような日常シーンがとても良かったです。ザラブ星人といえば地球人と友好関係を結ぶと見せかけて侵略しかけたり、ベリアルを復活させたりと悪知恵の働く、どちらかといえば悪役の宇宙人でした。しかし、そんなザラブ星人と地球人が一緒に暮らす。それも良いじゃないですか。1人のザラブ星人が悪だったからといって、全てのザラブ星人が悪とは限らない。改心したザラブ星人がいたって良いと思います。

この作品の中でザラブ星人が見せた変身能力は、誰かを騙すためでも陥れるためでもなく、相手の事を思っての変身。変身能力は相手と同じか似たような姿になる事で、相手との距離を縮めようとした、相手を思いやっての能力、不安にさせないための能力だったのかもしれません。
けれども女性は亡くなった夫の姿ではなく、あくまでも宇宙人の姿としてのザラブ星人でいて欲しかった。それこそがザラブ星人そのものなのだから。誰に偽る事も無く、その姿のままでも友好関係は築いていける。ラストは何故女性がザラブ星人を怖がらずに一緒に暮らしたのか、納得がいきました。きっとそこに至るまでも、数々の地球人と宇宙人の交流があったのでしょうね。出会ったのがどちらの姿であるにしろ、人間でもザラブ星人でも、愛した人には変わりない。アンヌの言葉を思い出しました。
日常の中に溶け込んだ宇宙人と地球人の交流を描いた、素晴らしい作品でした。こういうのが見たかった!

で、他にもコントやドラマも収録されていまして。「不良怪獣ゼットン」では、ゼットンが無口な不良として登場。意外と似合うから困る。個人的にはこのゼットンが一言も「ゼットン」と喋らないのが嬉しいですね。あれはゼットン星人の断末魔であり、ゼットンの声ではないと思ってますので。奇怪な「ピロロロ・・・」だけで良いんです、ゼットンは。
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2012年冬アニメの感想

2012-04-17 07:19:29 | 2012年アニメ
未来日記も終わったので、3月末に終了したアニメの感想でも。

・輪廻のラグランジェ
「まーる!」が口癖の京乃まどかが、ひょんな事からロボットに乗って戦ったりするアニメ。まどかの乗るウォクス・アウラは結構好きなロボットになりました。あとまどか自身も常に元気一杯で、でもやっぱり女の子らしい所もあったりと、結構魅力的なキャラクターだったように思います。1期はとりあえず物語が一段落着いた所で幕。本格的に地球と別の惑星の交流が始まりそうな感じですね。
最終回で、ジャージ部の同志であるランと別れる際、いつまでも「ばいばい!」と叫び、返事が返ってこなくなった時に「まーるっ!」とやろうとして、途中で泣き出してしまうのが印象的でした。
しかし、最終回までタイトルで鴨川を押していたアニメですが・・・鴨川の良い所がイマイチ良く分からないような(汗。

・パパのいうことを聞きなさい!
初見でハルヒだの小さい響だの思ってましたが、最終的にはちゃんと別のキャラクターとして見れるようになって良かったです(苦笑。個人的にはもっと莱香さんの出番が欲しかったですね。
亡くなった姉夫婦の娘3人と一緒に暮らす事を決めた主人公の祐太。狭いアパートの一室、バイト代で4人分の食費を賄う、大学もある・・・と、あれこれ苦労が耐えませんが、それでもしっかり向き合っていく姿は良かったと思います。しかしまさか最終回で姉夫婦が暮らしていた家に戻るとは思わなかったんだ。あれで家賃や通学の心配は無くなったでしょうし、親戚との仲も悪くなくなるのでしょうけども、何かなぁ。

・探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕
カオス過ぎてもうちょっと真面目にやれと言いたくなるレベルでしたw1期よりもますますダメダメで、もう少し早く立ち直って欲しかったですね。突拍子もつかない展開は笑えるけれども、ぶっ飛びすぎてアンリエットがいなくなる辺りまではだれていた感じがしました。折角取り戻したトイズもまた消えて、結局森がトイズを取り戻して終わった第2幕。このまま第3幕までやるつもりなのでしょうか。

・キルミーベイベー
今まで見た中で、最も30分が長く感じるアニメ。それでいて、妙な魅力があって見てしまうアニメでした。普段はだらーっとしてるけど、時々不意を突くように面白い展開があるから困る。登場キャラクターも基本3キャラに没キャラ1名と非常に少ないながら、それでいて各キャラクターを見ていて飽きが来ませんでした。やすなのボケが毎度毎度想定外の方向に行くからかもしれませんw
ここに書いた中だと、もしかして今期1番楽しめたアニメなのかもしれません・・・

・偽物語
悪くないんだけど、何だか間延びしてしまった感じがありました。解決する時はあっさりだし、そこに至るまでが長くて。本で読んだら楽しいのかもしれませんが、アニメで見るとちょっとだれました。でも白金ディスコは名曲。

・未来日記
不完全燃焼。原作最終巻は読んでいたのですが、アニメでは最後まで描かれていませんでした。次のプロジェクトが始動しているようですが、せっかく2クールもやって、この終わり方は何だかなぁと。おのれディケイド!
未来を予知する未来日記。性質の違う未来日記を持つ者たちのサバイバルゲーム。折り返し地点を過ぎた辺りでちょっとだらけてしまいました(汗。でも面白かったんです。


以上です。何はともあれ、あれこれと楽しませてもらいました。難しく考えるのも良いけど、何も考えずにボケーっと見れて、楽しければそれで良いやという思いもあります。反面、感想が薄くなってしまうのが難点ですが(苦笑。もっと突っ込んだ分析とか出来れば、それはそれで楽しいのでしょうけども。
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