ひびレビ

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氷菓 第5話「歴史ある古典部の真実」

2012-05-22 06:23:06 | 2012年アニメ
氷菓 第5話「歴史ある古典部の真実」

氷菓編完結。氷菓の意味を最初に知った時はゾクッとしましたね。単なるダジャレかもしれませんが、当時の関谷純が何を思ってこれをつけたのかを考えると尚更。叫び続けた結果、学校には文化祭の期間は短縮しないという形で届いても、味方だと思っていた人物達には何もしてもらえなかった。犠牲として差し出された関谷は何を叫んでいたのでしょう。「嫌だ」か「助けて」か。いずれにせよ「氷菓」と名づける事でしか叫べなかった関谷。弱ければ、悲鳴も上げられずに生きたまま死ぬ事になる。周りに持ち上げられ、意見を押しつぶされ、悲鳴も上げられずに退学に追い込まれる。そんな思いを、千反田にはして欲しくなかったのでしょうね。関谷の叫びは、しっかり千反田、古典部にも届いたと思います。

いつかは当時の思いも薄れて消えてしまうかもしれないけれども、だからといって今何も考えずに、行動せずに気持ちを無かった事にしたくはない。千反田の叫び、というか好奇心は奉太郎たちにも届き、今をしっかりと強く生きているのでしょう。

氷菓編が終わり、次回からは他の巻の話に移っていくようで。「大罪を犯す」は「遠回りする雛」収録なので、刊行順ではなく時系列に沿って展開していくのかな。
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