ウルトラマンブレーザー 第8話「虹が出た 後編」
目覚めてすぐにアンリの心配と状況確認をするゲント、隊長の器ですね……
さて横峯教授の儀式により呼び起こされたニジカガチ。天候を操作し、強固な体と額からの虹光線を前に手も足も出ず敗北を喫したスカードとブレーザー。エミから儀式の詳細を伝えられたゲントは、あくまでも最終手段であるとしたうえで「教授を倒せばニジカガチを止められるかもしれない」と、「一人の命を犠牲に大勢を救う」覚悟を口にしていました。
一人の命と大勢の命。両者を天秤にかけるシーンは珍しくなく、「一人の命を救えないで、大勢の命なんて救えない」「両方救う」といった展開も目にしますが、ゲントが選んだのは大勢の命。スカードを、大勢の命を預かる身としては、横峯教授とニジカガチ、両者を止められるかどうか分からないこの局面において「両方救う」などと甘えた考えは口には出来ないでしょう。
また、続く作戦会議のシーンにおいては、実践投入出来るレベルに達していないアースガロンMod.2の投入も決定。一時は制止しかけたヤスノブですが、場の空気からそんなことを言っていられる状況ではないことを察していました。一人の命の犠牲が選択肢の一つに挙がり、作戦には未完成のMod.2が投入される。事態の緊迫感が伝わってくるシーンの数々が印象的です。
そしていざアースガロンMod.2を投入しての再戦!やはり逆光はいつ見てもいいものです……さながらガルーダと合体したメカゴジラ(VS)=スーパーメカゴジラのようなカッコよさがありますね、Mod.2……右肩は実弾を搭載したレールキャノン、左肩には多目的レーザーと役割が異なるのも面白いですね。作戦遂行中に微調整していくのも緊張感がありましたし、倒れ込んだ姿勢を利用したのも見事です。
一方横峯教授と相対したのは意外な人物。その人物からゲントに向けて「あなたになら(命を奪うことが)出来るんですか」と一言……この、言うべきことはきっちり言う性格が非常に頼もしいですね。彼のどこまでも真っすぐに相手を見つめる目と純粋な想いは、横峯教授には直視できないものでした。怒りと憎しみのあまり、視界が狭くなってしまったんでしょうね……
そして事態は最終局面へ!何とも禍々しい虹光線を放つニジカガチに対し、アースガロンの援護も受けつつブレーザーが新たに掴み取ったのは!……技名は知っていましたが、想像以上にでかくて笑ってしまいました(笑。全力投擲といい、相変わらず殺意たっかいなぁ、ブレーザーくん……
また、今回初めてインナースペース描写が入りましたが、あくまでも映すのはゲントの手元のみに留めてくれたのでホッとしました。慣れたとはいえ、あまり好きな描写ではないので(苦笑。
ラストは自然と人工物が共存する景色の中で釣りをする横峯教授で締めくくられました。本編中では怒りや憎しみに満ちた目をしていましたが、それらは全て怪獣を大切に思っているからこその目だったんだなと気づかされるラストでした。
このシーンを見た時に「自然と人工物が調和した綺麗な景色」と感じましたが、それは人間目線だからかもしれません。昔はもっと自然に溢れていて、怪獣に限らず色んな生き物が住んでいたかもしれない。景観に配慮した、自然と調和した、なんて謳い文句は所詮人間の感性によるものに過ぎず、それが怪獣や他の生き物にとってはどう映っているのかは分からない。分からないからこそ、もっと考えていかなければならないんでしょうね。
次回は何とガラモン登場!ピグモンでもガラQでもガモランやミーニンでもなく、ガラモン登場!もっとデカくてもいいのよ?
目覚めてすぐにアンリの心配と状況確認をするゲント、隊長の器ですね……
さて横峯教授の儀式により呼び起こされたニジカガチ。天候を操作し、強固な体と額からの虹光線を前に手も足も出ず敗北を喫したスカードとブレーザー。エミから儀式の詳細を伝えられたゲントは、あくまでも最終手段であるとしたうえで「教授を倒せばニジカガチを止められるかもしれない」と、「一人の命を犠牲に大勢を救う」覚悟を口にしていました。
一人の命と大勢の命。両者を天秤にかけるシーンは珍しくなく、「一人の命を救えないで、大勢の命なんて救えない」「両方救う」といった展開も目にしますが、ゲントが選んだのは大勢の命。スカードを、大勢の命を預かる身としては、横峯教授とニジカガチ、両者を止められるかどうか分からないこの局面において「両方救う」などと甘えた考えは口には出来ないでしょう。
また、続く作戦会議のシーンにおいては、実践投入出来るレベルに達していないアースガロンMod.2の投入も決定。一時は制止しかけたヤスノブですが、場の空気からそんなことを言っていられる状況ではないことを察していました。一人の命の犠牲が選択肢の一つに挙がり、作戦には未完成のMod.2が投入される。事態の緊迫感が伝わってくるシーンの数々が印象的です。
そしていざアースガロンMod.2を投入しての再戦!やはり逆光はいつ見てもいいものです……さながらガルーダと合体したメカゴジラ(VS)=スーパーメカゴジラのようなカッコよさがありますね、Mod.2……右肩は実弾を搭載したレールキャノン、左肩には多目的レーザーと役割が異なるのも面白いですね。作戦遂行中に微調整していくのも緊張感がありましたし、倒れ込んだ姿勢を利用したのも見事です。
一方横峯教授と相対したのは意外な人物。その人物からゲントに向けて「あなたになら(命を奪うことが)出来るんですか」と一言……この、言うべきことはきっちり言う性格が非常に頼もしいですね。彼のどこまでも真っすぐに相手を見つめる目と純粋な想いは、横峯教授には直視できないものでした。怒りと憎しみのあまり、視界が狭くなってしまったんでしょうね……
そして事態は最終局面へ!何とも禍々しい虹光線を放つニジカガチに対し、アースガロンの援護も受けつつブレーザーが新たに掴み取ったのは!……技名は知っていましたが、想像以上にでかくて笑ってしまいました(笑。全力投擲といい、相変わらず殺意たっかいなぁ、ブレーザーくん……
また、今回初めてインナースペース描写が入りましたが、あくまでも映すのはゲントの手元のみに留めてくれたのでホッとしました。慣れたとはいえ、あまり好きな描写ではないので(苦笑。
ラストは自然と人工物が共存する景色の中で釣りをする横峯教授で締めくくられました。本編中では怒りや憎しみに満ちた目をしていましたが、それらは全て怪獣を大切に思っているからこその目だったんだなと気づかされるラストでした。
このシーンを見た時に「自然と人工物が調和した綺麗な景色」と感じましたが、それは人間目線だからかもしれません。昔はもっと自然に溢れていて、怪獣に限らず色んな生き物が住んでいたかもしれない。景観に配慮した、自然と調和した、なんて謳い文句は所詮人間の感性によるものに過ぎず、それが怪獣や他の生き物にとってはどう映っているのかは分からない。分からないからこそ、もっと考えていかなければならないんでしょうね。
次回は何とガラモン登場!ピグモンでもガラQでもガモランやミーニンでもなく、ガラモン登場!もっとデカくてもいいのよ?