機動戦士ガンダム00 Ⅱ 第17話「散りゆく光の中で」
14年前、とある紛争地域での出来事。若き日のセルゲイとハーキュリーは指揮を執っていた。セルゲイは軌道エレベーターを守るため、妻であるホリイの隊を見捨ててしまうことに・・・これがセルゲイとアンドレイのすれ違いの始まりか。
第2のメメントモリの存在に苛立っていたのはCBだけでなく、カティもだった。狙われた低軌道ステーション。ハーキュリーは自分の考えの甘さを自覚する。
栄枯盛衰・・・それが人類の歴史。人類の滅亡を救うために生み出されたのがイノベイターだというリジェネ。しかし人類を導くのは自分だとリボンズ。リボンズがリジェネを生み出したんだな。
地上付近で行われるカタロンとアロウズの戦闘。ロックオンは仲間を見捨てるわけにはいかず、1人突っ走る。3機のガンダムも戦闘行為に介入する。
軌道エレベーターが倒壊するとかなりの広範囲の被害が予測された。空に上がれないトレミーの代わりに、ダブルオーライザーで出るという刹那。守るための戦い・・・始める前から諦めたくない。それを聴いた沙慈はオーライザーに乗ることを決意する。
相手は機械だと割り切ろうとする沙慈。自らの意思で戦闘に参加する事に。久々のドッキングモード発動。宇宙へ飛び立つダブルオーライザー。
市民は皆地上に避難した。ハーキュリーはここに残ろうとするが、それを是としないセルゲイ。軍人なら最後まで市民を守れと告げる。
メメントモリに近づいたダブルオーライザー。そこへ現われたのはディヴァインが駆るエンプレスだった。攻撃を受けながらもトランザムライザーを発動させることに成功。エンプレスを殲滅するが、メメントモリには直撃しない。だがそれは
超絶的な長さのビームサーベルだった!!これは熱いwwマックスのギャラクシーソード思い出すw
その力を持ってしても完全には破壊できず、メメントモリは発射されてしまう・・・
発射されたメメントモリは、低軌道ステーションの一部を破壊。軌道エレベーターの外壁は次々に剥がれ落ち、地上へと落下していく。成層圏より上の部分は燃えつきるも、それ以下は地上に落ちてしまう。先に避難した人々も巻き込まれ、自らの行動を悔やむハーキュリー。何かジェイデッカー思い出すなぁ。
CBのガンダムのみならず、その空域の全機体に外壁の破壊を頼むスメラギさん。地上の人口密集地域を守るため、セラヴィーはガンダムフェイスを解放、ケルディムはシールドビットを展開、アリオスは・・・普通に攻撃を続ける(涙
あまりの数に対応しきれない。そこへマリーがGNアーチャーで参戦。命を守るための戦いに参加する。カタロン、そしてクーデター軍の機体も破壊に参加する。おぉ、何と言う燃える展開!!
正規軍も参戦し、破壊ミッションを続ける。こんな状況で全てが1つにまとまっていく。
そこへアロウズが現われる。スメラギはカティを信じて、撤退命令を出さない。カティもまた、アロウズに破壊命令を下していたのだ。
全ての人々が力を合わせ、戦い抜く。戦場でセルゲイと再会するマリー。破壊に加わっていたハーキュリーに攻撃を加えようとするアンドレイだったが、そこへ巨大な破片が落ちてきた。セラヴィーの全力で殲滅するも、破壊しきれない。駆けつけたダブルオーライザー、更にはケルディム、アリオスもトランザムを発動。
「歌が届けばいいのに・・・」いや、今あんたの歌聴こえてきたらまずいだろwww
何とか状況は収束する。その時ハーキュリーの機体を光線が貫く。それはアンドレイの攻撃だった。傍らの相手が父と知ってもアンドレイは攻撃をやめようとしない。
「母さんの・・・仇!!」刃はセルゲイのティエレン・タオツーを貫いた・・・
過去を思い出すセルゲイ。かつてホリイはアンドレイのことを託していた。「すまなかった。心を閉ざしたお前にどう接すればいいのか・・・努力を怠っていた」最後に自らの期待の爆発から息子を守るため、突き放すセルゲイ。「ホリイ・・・すまない・・・」セルゲイはマリーの眼前で散っていった・・・
感想
いやー燃える展開満載で、大満足ですよ、ええ。これでナドレでも出てきてくれれば最高だったんですけどね。あの状況でのナドレは自殺行為に等しいが(汗。ただ皮肉なのは、戦いでしか1つになれなかったこと。話し合いではなく戦いという中での想いの結集。これもイノベイターの策略の1つだったり?
GNアーチャーにようやくマリーが搭乗し参戦。女性らしいフォルムですね。合体形態は飛行体にしかないのか、残念。しかし
ダブルオー:オーライザー
ケルディム:シールドビット
セラヴィー:隠し腕、セラフィム、ナドレ?
なのに
アリオス:GNアーチャー
という、この扱いの違いは何だw アリオスだけ人型じゃ追加武装無いじゃないか。キュリオスのようにシールドクローでもあればなぁ。
ダブルオーライザーはこれまでも桁違いの能力を見せてくれましたが、今回の超ロングビームサーベルは半端ねぇwwディヴァインと言い、ブリングと言い、意外と短期間で亡くなってるな。やはり敵討ちをしたかったのか、ディヴァインは。
この先、ダブルオーライザーにどんな能力があるのか期待。
今回、初めて自分の意思で戦闘に参加した沙慈。刹那がはっきりと「守るための戦い」と言ったのが効いたのでしょうね。攻撃を喰らいながらも、諦めずにトランザムライザーを起動させた沙慈は立派。
・・・そんな沙慈に比べて今日の姫様と来たら(苦笑。私としては「歌で平和を訴える」というのは嫌いではないし、あの歌もそこそこ良い曲だと思ってました。マリナはマリナなりに世界を変えたいというのも分かります。でもあんな緊迫した状態で「歌が届いたら良いのに・・・」何て言われたら、そりゃ「おいおいww」と思いますよ。そんな事言ってる場合かと。せめて「刹那・・・」なら分かりますけどね・・・
もしマリナの歌が聴こえていたら・・・
「無くすことが~♪」⇒全員「歌が・・・聴こえる」⇒瓦礫落下⇒大惨事
・・・(汗
さて今回最大の衝撃は軌道エレベーター倒壊・・・ではなく、アンドレイによるセルゲイ殺害でした。和解するのかと思ったら、アンドレイは父が死んでも尚憎しみを抱いている様子。この事は後のアンドレイを苦しめるだろうなぁ。来週辺り、マリーがピーリスになりそうだけど。
アンドレイもいずれ、セルゲイと同じ状況に追い込まれるのではないだろうか。命令を採るか、仲間の命を採るか。その選択をした時、初めて父の想いを知る事に・・・なんて。
次回は4ヵ月後の話「交錯する想い」。厳しいマリーの顔、刹那の治療、刹那の差し出した手を断る沙慈?
余談
どうやらあのポーズを取らせるには、肩のオーライザーが重いらしい。