「トラファルガー」「ファンキー・サンシャイン」

2010-05-31 17:31:23 | TAKARAZUKA
まず初めに、

大劇場に足を運ぶ途中で、いかにもタカラジェンヌと言わんばかりの生徒が三人、そのうち一人が車道を歩いている姿を見ました。

その様子を見て、むちゃくちゃ腹が立ってしまいました。タカラジェンヌとあろう方が車道を歩くなんて、いくら車が走っていないからといっても、事故に遭ったらどうするの!?歩く人も少ないからといっても不謹慎過ぎます!

あんた達、大劇場付近ではもう少し立場を弁えなさい!って注意したくなりました(怒)

あの時、観劇せずに帰ろうかと思いましたよ。

まあ、開演1時間前の出来事で、少なくとも宙組の生徒さんではないので、公演は観ることにしましたが…。

「トラファルガー」、車道のこともあって初めは舞台に集中出来なかったんですが、いつのまにか 「トラファルガー」の世界に引きずり込まれていました。

他の方のblogでも、舞台セットやトラファルガーの海戦のシーンが物足りないって書かれていましたが、残念ながら私もそう思いました。

ホリゾントまでの空間が上手く使いきれてない。

照明を工夫して空間を狭く見せるとか、箱馬をあえて使わず、迫りを使うとか、なんらかの対策が必要かと思います。広い空間を使っていないシーンは工夫されてましたが…。

そして、ラストのトラファルガーの海戦のシーンももっと動きが欲しかったな。

「エル・アルコン」のように、船の上だということをもっと強調するために、船が揺れてるとか、大砲を鳴らしまくるとか、銀橋を使ってナポレオン軍が退散するとか、セットはあのままでもいいからもっとリアルさを追求することは出来たと思います。ん~もったいない。

で、以上がダメ出しです。

あとは…、

宙組、お芝居が上手い!
脚本がいい!

まさか、あんなに泣くとは思ってもみませんでした!後のことも考えず、涙腺が緩みまくりました。

ホレイシオとエマが、それぞれの配偶者に正直に二人の関係を話そうというシーンから涙腺が緩み始め、

義理の息子との和解、ホレイシオの最期…

もう涙が止まりませんでした(号泣)

あんなにセットにダメ出ししながら見ていたのに。不思議です。

まさかの大人のラブロマンスに堪能させて頂きました!

先程のダメ出しがクリアーになれば、名作になるのに…。

なんとか、東京公演までにスポンサーが付きませんかね???「エル・アルコン」に次ぐ名作になること間違いなし!ですよ!本当、もったいない(涙)

やっぱり、今の宙組いいよ!「カサブランカ」は小池先生の力が半分以上だと感じましたが、「トラファルガー」は間違いなく宙組の力が半分以上、残りは斎藤先生の脚本力です!

ユウヒさん、すみかちゃんを始め、皆さん良かった!

このblogをご覧の皆様、騙されたと思ってご覧になることをオススメします!

「ファンキー・サンシャイン」
個性的で面白いショーでした。

花影アリスちゃんの退団が非常に残念です。「トラファルガー」でも感じましたが、存在感、歌唱力、演技力、どれも備わっているのに残念でなりません。退団されるその日まで、お芝居では気高さを、ショーではコメディジェンヌぶりを遺憾無く発揮して下さいね!

今日のまとめ:千秋楽までにもう一度観に行きます!

そして「銀ちゃんの恋」、誰がヤスを演じようと絶対観ます!