「鑑定士と顔のない依頼人」

2014-01-16 22:45:22 | 映画
鑑賞予定の方は鑑賞後にお読み下さいm(__)m


見終えた後は非常に???謎だらけでした。いまいち意味が分からなかった。美奈さんの日本語訳だったけど…。

あれはそのまま解釈していいなら、金持ちの孤独にはなりたくないと思った。貧乏の孤独の方が断然マシだと思った。

こんな表現は大変失礼ですが、歳とって恋してあんな仕打ちされたら人間不信に陥る。若干、私自身も昨日は人間不信に陥りそうになりましたが…。

私、金持ちじゃないからお金目当てで近づいてくる人はいないと思うから、ま、大丈夫と思われます(笑)基本人間の心は裏と表があると思ってるから、純粋な人間を見つける方が逆に大変だと思う。

は、いいとして、私の解釈でいいなら、本当に後味の悪いラストでした。ヴィスコンティの「ベニスに死す」を思い出した。

監督が「ニューシネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレだと知って、きっと感動のラストがあるに違いない!と期待してたら…、本当に拍子抜けした。

ミステリー要素がたくさんあるので私なりに結末を予想しながら観てたんですが、音楽が結構いい感じの曲だったし、必ずハッピーエンドになるに違いない、「ニューシネマ~」の監督だから裏切りはない、どんでん返しのどんでん返しがあるはずだと思って期待したら…そのままの展開でした…(涙)

あれは私にはどんでん返しではない。ある意味、めちゃくちゃ悲しい現実味のあるラストです。リアルに痛い。私は、プラハからのどんでん返しを期待したのに…。あのまま終わるなんて…。

って思うと、本当に後味が悪かった。

違う解釈をするならば、認知症による妄想…それともパラレルワールドなのかしれないとも思ったけども、どちらにしても後味は良くない。

もう一回観たら、登場人物の表情や言葉で謎が解けるのかもしれないとも思った。実は私が想像以上にハッピーな内容だったのかもしれないし。昨日、映画を観ながら泣いている人がいたので、ひょっとしたら2回目以上の鑑賞された方なのかな…?とも思われたので…。ただの風邪引きだったのかもしれないけど、鼻をすすられてました。

今のところ、私は2回目を観る予定はないですが、特に人間不信に陥りやすい方には絶対オススメしません。

いつか2回目を観ることがあったら、その時はハッピーな内容が含まれていることを期待したい。

今、映画の中でつかれていた名言を載せようと思ってパンフレットを読んでたら…、なんか…。やっぱオススメ出来んわ。

今日のまとめ:名言はあったけど、映画や芸術の世界ならではのもの。でも現実の生活には…ぶっちゃけ不要。でも、社会は常に虚構の中の数パーセントの真実で成り立っているのは事実。ぶっちゃけ、正直者は馬鹿をみる世の中であるのは確かだね。←突然、意味不明発言をお許し下さいm(__)m映画をご覧になられた方なら分かってもらえるはず。

内容はイマイチですが、役者の演技はは素晴らしい。主役のジェフリー・ラッシュの作り込みは素晴らしい。ジム・スタージェスもかなり有望株だと思った。この男がまた見かけによらず最低やねん。役がね(笑)上手いキャスティングだと思った。女の子もなかなかでした。あ~、やっぱ人間不信に陥りやすい方にはオススメ出来ん。

追記:どうでもいいこと。

今日、職場の人と喋っていて、(私が)自虐発言が多いことを指摘されたので、

自分を虐げてないよ、事実を言ってるだけ

と言い返したら、スネ夫君って言われた。

自虐ネタも言ってないし、スネてもいませんから!

いつも私は思ったままを正直に言ってるだけです。これでも一応、TPOに合わせて意識して発言してるんですけどね…(笑)
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