主演女優賞も助演女優賞も、両方、いや、どちらかオスカー獲れる予感。←残念、どちらもダメでしたね…。
本当はね、この作品、観たいとは思ってはいたんですが、映画館まで足を運ぶのがずっと億劫だったんですよ。そしたら、ヅカ友さんからのまさかのお誘いで一緒に観ることになりました。
実は今日は、後日感想を書きますが、祐飛さんの?玄祥さんの?野村萬斎さんの?「現代能 安倍晴明」を一緒に観てきたんですよ。その後、食事した時に、まさかのお誘いにそのまま映画館に直行した訳であります。
まさかこんな形で、まさか誰かと観るとは超予想外の外でした!←じゃあ、想定内???(笑)これこそ神様のお導きやね!(笑)
予告編を観た時に、ケイトのコテコテな演技ぶりがわざとらしく見えて、ぶっちゃけ、これがオスカーノミネート???そのコテコテな演技が映画館へ足を運ぶのを止めていた理由の一つでもあったんですが、
実際に、全編通して観たケイトの演技力は、これまたぶっちゃけ書くと、あからさまにニコールより上を認めざるを得ないくらい素晴らしかったです。
ぶっちゃけのぶっちゃけを書くと、ケイトのアプローチは、女性が演じるニューハーフ的なわざとらしさはあるのは否めないけど、それ以上に、役の複雑な心理表現が素晴らしい!
同性愛者って、確かに精神異常者、変態だと思われますよね。この作品の中では、そこも描きつつも、一人の母親、一人の女性として、ちゃんと一人の人間として描かれていたし、ケイトも見事に演じていた。見た目のわざとらしさじゃない、複雑な心理表現が本当に素晴らしかった!私なら、ケイトに3度目のオスカーを上げます!
こちらも主演女優としてノミネートしてもおかしくないルーニー・マーラの演技も素晴らしかった。こちらの方がオスカー確実の予感ですけどね。演技力はケイトの方が上だけど、オスカーを獲るならルーニーの方かな…って感じです。
誰が誰を好きになろうと、それは全くの自由だし、法に引っかからず、なおかつ正当性があればどんな恋愛もオッケーだと思うんですよ。
無意識下の自分なんて誰にも分からないし、引力の法則で誰に惹かれるのかも分からない。恋が突然やってくることは大いにあり得ること。その相手が必ずしも異性とは限らないってだけのこと。
単純に人を好きなるだけなのに、相手が同性だったら異常者だと思うのは間違っていると思う。ただ、セックスは同性としか出来ないという判断は私はかなり疑問。なぜセックスに拘る!?なんでそこだけ動物的本能やねん!?セックスしなくていいやん!?っていうのが私の持論です。セックスの対象としてでしか相手を見てないことに疑問符が多いだけなので悪しからず。
ルーニー演じるテレーズも本当の自分が分からず葛藤するし、ケイト演じるキャロルの本心も分からず更に葛藤する。テレーズなんて、私からしたら普通の女性です。恋に悩める乙女だよ。
逆に、キャロルの方がめちゃくちゃ複雑。母親でもあり、女でもあり、そして一人の人間。様々な葛藤が本当にリアルでした。二兎追うものは一兎も得ず、の諺じゃないけど、子供を選ぶか?テレーズを選ぶか?キャロルに究極な決断を迫られ、そして決心する。そして…。キャロルもまた、あまたの葛藤を経て本当の自分を知る。ホンマ、素晴らしい脚本と演技でした!
テレーズも同じような葛藤を経てあのエンディングを迎える。あの脚本・演出は素晴らしいと思う。
個人的には、何度も書きますが、相手を性の対象としてじゃなく描いている点が、そこが素晴らしい!そこが複雑な心理描写でもあり、伏線にもなっているので、脚本も演技も演出もマジ素晴らしい!
あと、この作品を観てたら、ニコールの「めぐりあう時間たち」がめちゃくちゃフラッシュバックされました。間違いなく、特に音楽は、「めぐりあう~」を意識して作られたと思う。どう聴いてもフィリップ・グラス作曲にしか聞こえなかった。めちゃソックリ!脚本も遠からずやね。
本当の自分は、自分一人だけでは気付けない。ちゃんと対峙するためには相手が必要。そこを描いていたのがマジ素晴らしい!ルールや規則に縛られず先ずは己と対峙し、冷静な状態で周りを見る。相手の立場になって考える。自暴自棄になって感情だけで動いてはダメ。何事も学びに繋がるから、間違った選択はないけども、自暴自棄にならない冷静さは絶対必要。よく描けてた!
あ、日本語字幕、松浦美奈さんでした!やっぱり!と思った。久々の美奈さんの字幕、今回もエエ仕事してはりましたわ(笑)ホンマはね、BGMとして流れるLPレコードの曲の歌詞も日本語字幕にして欲しかった。完璧には聞き取れてませんが、歌詞にもキーワードが含まれていたと思う。
ケイトの演技だけ注目したら、まじニューハーフみたいやけどm(_ _)m、複雑な人物描写がマジ素晴らしい!ケイトにもルーニーにもオスカーあげたい!
この作品、カテゴリーは同性愛で、もちろんそういう描写もありますが、同性愛という色眼鏡を外して、本当の自分探しという視点で見て欲しい作品です。
今日のまとめ:女性の同性愛作品なのに、男性が泣いてました。あ、私は泣いてないよ(汗)シチュエーションが被ってるんだろうな~と思いながら、反応を窺ってました。経験者にしか分からない涙やね。
あ、ヅカ友さんも良かったと言ってました。もちろん、ヅカ友さんは女性でご主人もお子さんもいらっしゃいます。←あ、不倫ちゃうで!そもそも不倫するには…(笑)あ、ヅカ友さん、ごめんなさいm(_ _)m
さてさて、オスカー像は誰の手に!?
本当はね、この作品、観たいとは思ってはいたんですが、映画館まで足を運ぶのがずっと億劫だったんですよ。そしたら、ヅカ友さんからのまさかのお誘いで一緒に観ることになりました。
実は今日は、後日感想を書きますが、祐飛さんの?玄祥さんの?野村萬斎さんの?「現代能 安倍晴明」を一緒に観てきたんですよ。その後、食事した時に、まさかのお誘いにそのまま映画館に直行した訳であります。
まさかこんな形で、まさか誰かと観るとは超予想外の外でした!←じゃあ、想定内???(笑)これこそ神様のお導きやね!(笑)
予告編を観た時に、ケイトのコテコテな演技ぶりがわざとらしく見えて、ぶっちゃけ、これがオスカーノミネート???そのコテコテな演技が映画館へ足を運ぶのを止めていた理由の一つでもあったんですが、
実際に、全編通して観たケイトの演技力は、これまたぶっちゃけ書くと、あからさまにニコールより上を認めざるを得ないくらい素晴らしかったです。
ぶっちゃけのぶっちゃけを書くと、ケイトのアプローチは、女性が演じるニューハーフ的なわざとらしさはあるのは否めないけど、それ以上に、役の複雑な心理表現が素晴らしい!
同性愛者って、確かに精神異常者、変態だと思われますよね。この作品の中では、そこも描きつつも、一人の母親、一人の女性として、ちゃんと一人の人間として描かれていたし、ケイトも見事に演じていた。見た目のわざとらしさじゃない、複雑な心理表現が本当に素晴らしかった!私なら、ケイトに3度目のオスカーを上げます!
こちらも主演女優としてノミネートしてもおかしくないルーニー・マーラの演技も素晴らしかった。こちらの方がオスカー確実の予感ですけどね。演技力はケイトの方が上だけど、オスカーを獲るならルーニーの方かな…って感じです。
誰が誰を好きになろうと、それは全くの自由だし、法に引っかからず、なおかつ正当性があればどんな恋愛もオッケーだと思うんですよ。
無意識下の自分なんて誰にも分からないし、引力の法則で誰に惹かれるのかも分からない。恋が突然やってくることは大いにあり得ること。その相手が必ずしも異性とは限らないってだけのこと。
単純に人を好きなるだけなのに、相手が同性だったら異常者だと思うのは間違っていると思う。ただ、セックスは同性としか出来ないという判断は私はかなり疑問。なぜセックスに拘る!?なんでそこだけ動物的本能やねん!?セックスしなくていいやん!?っていうのが私の持論です。セックスの対象としてでしか相手を見てないことに疑問符が多いだけなので悪しからず。
ルーニー演じるテレーズも本当の自分が分からず葛藤するし、ケイト演じるキャロルの本心も分からず更に葛藤する。テレーズなんて、私からしたら普通の女性です。恋に悩める乙女だよ。
逆に、キャロルの方がめちゃくちゃ複雑。母親でもあり、女でもあり、そして一人の人間。様々な葛藤が本当にリアルでした。二兎追うものは一兎も得ず、の諺じゃないけど、子供を選ぶか?テレーズを選ぶか?キャロルに究極な決断を迫られ、そして決心する。そして…。キャロルもまた、あまたの葛藤を経て本当の自分を知る。ホンマ、素晴らしい脚本と演技でした!
テレーズも同じような葛藤を経てあのエンディングを迎える。あの脚本・演出は素晴らしいと思う。
個人的には、何度も書きますが、相手を性の対象としてじゃなく描いている点が、そこが素晴らしい!そこが複雑な心理描写でもあり、伏線にもなっているので、脚本も演技も演出もマジ素晴らしい!
あと、この作品を観てたら、ニコールの「めぐりあう時間たち」がめちゃくちゃフラッシュバックされました。間違いなく、特に音楽は、「めぐりあう~」を意識して作られたと思う。どう聴いてもフィリップ・グラス作曲にしか聞こえなかった。めちゃソックリ!脚本も遠からずやね。
本当の自分は、自分一人だけでは気付けない。ちゃんと対峙するためには相手が必要。そこを描いていたのがマジ素晴らしい!ルールや規則に縛られず先ずは己と対峙し、冷静な状態で周りを見る。相手の立場になって考える。自暴自棄になって感情だけで動いてはダメ。何事も学びに繋がるから、間違った選択はないけども、自暴自棄にならない冷静さは絶対必要。よく描けてた!
あ、日本語字幕、松浦美奈さんでした!やっぱり!と思った。久々の美奈さんの字幕、今回もエエ仕事してはりましたわ(笑)ホンマはね、BGMとして流れるLPレコードの曲の歌詞も日本語字幕にして欲しかった。完璧には聞き取れてませんが、歌詞にもキーワードが含まれていたと思う。
ケイトの演技だけ注目したら、まじニューハーフみたいやけどm(_ _)m、複雑な人物描写がマジ素晴らしい!ケイトにもルーニーにもオスカーあげたい!
この作品、カテゴリーは同性愛で、もちろんそういう描写もありますが、同性愛という色眼鏡を外して、本当の自分探しという視点で見て欲しい作品です。
今日のまとめ:女性の同性愛作品なのに、男性が泣いてました。あ、私は泣いてないよ(汗)シチュエーションが被ってるんだろうな~と思いながら、反応を窺ってました。経験者にしか分からない涙やね。
あ、ヅカ友さんも良かったと言ってました。もちろん、ヅカ友さんは女性でご主人もお子さんもいらっしゃいます。←あ、不倫ちゃうで!そもそも不倫するには…(笑)あ、ヅカ友さん、ごめんなさいm(_ _)m
さてさて、オスカー像は誰の手に!?