「ある少年の告白」

2019-05-03 17:28:45 | ニコール・キッドマン
さすが、ニコール!作品選びが上手い!!

これは、ゲイ(同性愛者)のお子さんを持つ…???かもしれないと思ってる親御さんに観て頂きたい作品です!

ということで、やっと観てきました!いつ終了するかドキドキしてました(笑)

やはり、実話だけあって登場人物の描写がリアルでした。

聖書の言葉を一言一句を神様の言葉、神の言葉は絶対だと信じている主人公のお父さんの描写がリアル!神の言葉に限らず、節分は恵方巻き、バレンタインは男性から女性なやチョコレートを渡すみたいな、暗黙の世間の常識を絶対だ!と思ってる人って、アメリカに限ったことことではない。日本だって、ヨーロッパでも、どこにでもいる。

だからといって、絶対だと信じている人を非難する気はない。その人たちだって、無意識に刷り込みされていることがあるから。 

ニコール演じる保守的なお母さんなんてかつての日本女性の象徴だったと思う。その母親が自分の厚い殻を破って息子を救うために矯正施設に乗り込んでくる勇ましさは、もう涙涙でした!久々に感じた母の愛、無償の愛に涙でした! 

ニコール、マジ、アッパレじゃ!!(笑)

アメリカの自伝モノって、文化の違いを感じるアメリカ人気質の描写が多いから、日本人にはリアリティーに欠ける作品が多いけど、これは万国共通の人物描写だと思います。だからめちゃオススメします!

同性愛を精神病だと決め付けてしまう文化、自分は病気だと認めることで、自分自身を偽ることで、世間に迎合しないと生きていけない社会…、めちゃ上手く描けてる!

かつて日本には、衆道の契りがあったように、江戸時代だけでなく、戦国時代にも普通に同性愛はあった。戦争が始まってから日本にも軍国主義が根付いて、男は男らしく!精神が常識になってしまったのは、実に遺憾である!

人間には性的嗜好と好みの変化があるから、異性と結婚していても同性愛に目覚める人もいるし、逆に異性に目覚める人もいる。人生いろいろ、十人十色の生き方があって当たり前やん!ナチスの全体主義みたいな偏見と間違った常識の刷り込みなんて、マジっナンセンスや!?

あと、同性愛に関して一言!

これは異性愛にも当てはまりますが、若い頃は、同性愛、ロリータ、不倫、様々な恋愛に我を忘れることはあると思う。相手が同性だから、幼いから、妻子もちだから、イケメンだから、美人だから、と表面的な理由(きっかけ)で人を好きになることは確かにある。

でもね、相手にも名前もあり性格もある、一人の個性をもった存在だから、目に見える部分にフォーカスするんじゃなくて、いつかちゃんと人間性(中身)にフォーカスして好きになって欲しい、そういう相手であって欲しいと思う。

その上で、相手が同性であったり、不倫関係であっても構わないと私は思う。だって、パッシング受ける覚悟あるでしょ???同性愛にも不倫にも無償の愛はあるはずたから!

と私は言いたい。

オチンチンが付いてる?付いてない?ってそんなに大事か???あ、ヘドウィグ楽しみ!!(笑)

冗談はさておき…m(_ _)m


あなたが好きなった相手が、また、あなた自身が相手にとって、世界で一つだけの花であることを祈ってます!!!

ホンマ、ニコール、作品選びが上手かった!!

マジ必見!!!

そうそう、日本語字幕が松浦美奈さんでした!めちゃ嬉しい!!今回もエエ仕事してはりましたわ!!!