ちょっと病気発言していいでしょうか…?
どういうこと!?この作品のために読まされた感バリバリやねんけど…。ちなみに「星の王子さま」の本ではありません…。ダイモンのシーンでまさかの涙が…(涙)お陰でよく理解出来た…(笑)
すみません、独り言です(笑)
このお芝居、「星の王子さま」を読んでなからったらちんぷんかんぷんやと思う。これからご覧になる方でまだ未読の方は、最初にこの本を読まれることを勧めます。
これを観て「星の王子さま」ワールドを知るには端折りすぎだから。
夏休みの期間中なのでお子さんたちが多かったけど、なんのことか分からんかったんとちゃう?キャラクターとして星の王子さまが出てくるので、楽しめるっちゃ楽しめるとは思うけど…。ま、今は分からなくても経験を積んで大人になった時に気付いてくれたらいいと思うので、正直、谷先生の脚本演出に対しては私は文句ないです。
脚本に関しては、サン=テックスと二度の離婚歴がある妻のコンスエロとの関係を上手く「星の王子さま」とリンクさせていたと思いました。運命の出会いなのに、すれ違い夫婦になり…。でも最後は想いが一つになるといった展開。決してハッピーエンドではないけどもハッピーエンドな終わり方。
大人になったら忘れてしまう子供のような純粋な気持ちの大事さ。でも現実は、悪い意味で、私自身も含め大人になりきれない大人たちが多い。純粋でない大人の仮面を被った子供たち。そんな世の中だからこそ、忘れてはいけないもの、気付かないといけないこと、大切にしないといけないことを、ちゃんとメッセージとして伝えていたと思います。
本の中の一番重要な箇所しか触れていないので、ストーリーを知らない方には、なんのこっちゃ?と思うかもしれないし、台詞的に説得力が欠けるかもしれませんが、本を読んでからまた観て頂けると納得できると思います。決して宝塚の回し者じゃないですよ(笑)
サン=テックスの中いる星の王子さま。コンスエロの中にいる星の王子さま。そしてお互い相手に対しての感じる星の王子さま像や薔薇の花像を絡ませることで、我々皆の中にいる星の王子さまや、未来の星の王子さま達(子供たち)を大事にして欲しいという谷先生の願いを私は感じました。
未来の子供達を守るのは我々自称大人たちの役割だからね。
全体的には「JAZZYな妖精たち」を思わせるような雰囲気がありました。私はどちらも好きです。
今回もやはり注目は蘭ちゃんでした。前回の「復活」に引き続き(?)二役をこなしており、情熱的なラテンの女性コンスエロと可愛い星の王子さまを見事に演じわけていました。
蘭ちゃんの方がマユさんより出番が多く、その上、情熱的なダンスを披露したりと見せ場がたくさんで、今回も蘭ちゃんの化けっぷりに堪能させてもらいました。
今回マユさんとのダンスシーンも多く、というか、全体的にダンスシーンが多く、第二部のショーを観てるような感じだった。なんか、かなりダンスの花組を意識した演出だったな。で、思ったのが、花組の方が断然星組よりダンスの組だと実感した。かなり花組はレベルが高い。ぶっちゃけ、星組はチエちゃんのレベルに周りがついていけてない。テンポがズレているのが素人の私でも分かる。
他の組はさておき、このお芝居は歌もダンスシーンが多くてダンスの花組復活!と言っていいと思う。
マユさん演じるサン=テックスは、ある種自分勝手な性格だけど、妻より友達想いで、飛行機好き。飛行機に乗るか出筆活動のせいで、ますますコンスエロとはすれ違うばかり。結局はコンスエロの中に星の王子さまを見出だし、そしてコンスエロこそが大切な薔薇の花だと気付く展開。でも、時は戦争の真っ只中で戦争が二人を引き裂き、サン=テックスは…。十分大人なんだけど、子供っぽさも兼ね備えたサン=テックス像をマユさん流に演じてました。そう、マユさんも星の王子さまを演じてます。蘭ちゃんの王子さまとの見比べも面白い。
この公演を最後に目出たく雪組のトップに就任する壮さん演じるサン=テックスの親友ギヨメ。いつもの壮さんらしい溌剌としたキャラでしたね。この公演で花組とはお別れとあって、お別れを意識した演出があったのですが、あまり、脚本的に肉付けがされていなかったので感極まることはなかったのがちょっぴり残念でした。
そして、この公演で卒業するみわっちもまた同じことが言えるのですが、サヨナラを意識した演出なのに全く感情移入出来ないのが残念でならない。そこはもう少し脚本的に肉付けが必要だと思う。最後が引き立つようなエピソードがもう少しあればいいんだけどね。呆気ない感じがするのでもう少し余韻が残るといいな。
全体的には台詞は少ない、男役も娘役も出番は少なくともキャラ立ち出来る役が多かった。花組もなんだかんだで個性的だからチョイ役でも目立つのが良い。なんかいい意味でマユさんの宙組の流れを汲んだ感じがとても気に入ってます。それこそ、宙組から組替えとなったみーちゃんも出番は少ないけど目立ってた。みーちゃん、全然違和感なく花組に溶け込んでいて安心。
花組はあまり生徒の名前が分からないけど、個性が強そうでとてもいいと思う。花組なのに、宙組の血を感じるのは私だけかな…?
で、今日つくづく思ったのが、この蘭蘭コンビめちゃ良い!マユさんは包容力はあるわ、蘭ちゃんはその腕の中で泳ぎまくってるわで、見ていて不安がない。理想のコンビにかなり近づいている。っていうか、蘭ちゃんに化けものの要素があったことが一番の驚きやったけどね(笑)蘭ちゃんも実は恐るべしタカラジェンヌの一人だったとは…。
ショーとみわっちへは後日…。
今日のまとめ:谷先生のこのお芝居、完成度的には私の中では評価は高い方です。谷先生の作品って、良い作品は普通に良いけど、悪い作品は本当悪い。…つづく
どういうこと!?この作品のために読まされた感バリバリやねんけど…。ちなみに「星の王子さま」の本ではありません…。ダイモンのシーンでまさかの涙が…(涙)お陰でよく理解出来た…(笑)
すみません、独り言です(笑)
このお芝居、「星の王子さま」を読んでなからったらちんぷんかんぷんやと思う。これからご覧になる方でまだ未読の方は、最初にこの本を読まれることを勧めます。
これを観て「星の王子さま」ワールドを知るには端折りすぎだから。
夏休みの期間中なのでお子さんたちが多かったけど、なんのことか分からんかったんとちゃう?キャラクターとして星の王子さまが出てくるので、楽しめるっちゃ楽しめるとは思うけど…。ま、今は分からなくても経験を積んで大人になった時に気付いてくれたらいいと思うので、正直、谷先生の脚本演出に対しては私は文句ないです。
脚本に関しては、サン=テックスと二度の離婚歴がある妻のコンスエロとの関係を上手く「星の王子さま」とリンクさせていたと思いました。運命の出会いなのに、すれ違い夫婦になり…。でも最後は想いが一つになるといった展開。決してハッピーエンドではないけどもハッピーエンドな終わり方。
大人になったら忘れてしまう子供のような純粋な気持ちの大事さ。でも現実は、悪い意味で、私自身も含め大人になりきれない大人たちが多い。純粋でない大人の仮面を被った子供たち。そんな世の中だからこそ、忘れてはいけないもの、気付かないといけないこと、大切にしないといけないことを、ちゃんとメッセージとして伝えていたと思います。
本の中の一番重要な箇所しか触れていないので、ストーリーを知らない方には、なんのこっちゃ?と思うかもしれないし、台詞的に説得力が欠けるかもしれませんが、本を読んでからまた観て頂けると納得できると思います。決して宝塚の回し者じゃないですよ(笑)
サン=テックスの中いる星の王子さま。コンスエロの中にいる星の王子さま。そしてお互い相手に対しての感じる星の王子さま像や薔薇の花像を絡ませることで、我々皆の中にいる星の王子さまや、未来の星の王子さま達(子供たち)を大事にして欲しいという谷先生の願いを私は感じました。
未来の子供達を守るのは我々自称大人たちの役割だからね。
全体的には「JAZZYな妖精たち」を思わせるような雰囲気がありました。私はどちらも好きです。
今回もやはり注目は蘭ちゃんでした。前回の「復活」に引き続き(?)二役をこなしており、情熱的なラテンの女性コンスエロと可愛い星の王子さまを見事に演じわけていました。
蘭ちゃんの方がマユさんより出番が多く、その上、情熱的なダンスを披露したりと見せ場がたくさんで、今回も蘭ちゃんの化けっぷりに堪能させてもらいました。
今回マユさんとのダンスシーンも多く、というか、全体的にダンスシーンが多く、第二部のショーを観てるような感じだった。なんか、かなりダンスの花組を意識した演出だったな。で、思ったのが、花組の方が断然星組よりダンスの組だと実感した。かなり花組はレベルが高い。ぶっちゃけ、星組はチエちゃんのレベルに周りがついていけてない。テンポがズレているのが素人の私でも分かる。
他の組はさておき、このお芝居は歌もダンスシーンが多くてダンスの花組復活!と言っていいと思う。
マユさん演じるサン=テックスは、ある種自分勝手な性格だけど、妻より友達想いで、飛行機好き。飛行機に乗るか出筆活動のせいで、ますますコンスエロとはすれ違うばかり。結局はコンスエロの中に星の王子さまを見出だし、そしてコンスエロこそが大切な薔薇の花だと気付く展開。でも、時は戦争の真っ只中で戦争が二人を引き裂き、サン=テックスは…。十分大人なんだけど、子供っぽさも兼ね備えたサン=テックス像をマユさん流に演じてました。そう、マユさんも星の王子さまを演じてます。蘭ちゃんの王子さまとの見比べも面白い。
この公演を最後に目出たく雪組のトップに就任する壮さん演じるサン=テックスの親友ギヨメ。いつもの壮さんらしい溌剌としたキャラでしたね。この公演で花組とはお別れとあって、お別れを意識した演出があったのですが、あまり、脚本的に肉付けがされていなかったので感極まることはなかったのがちょっぴり残念でした。
そして、この公演で卒業するみわっちもまた同じことが言えるのですが、サヨナラを意識した演出なのに全く感情移入出来ないのが残念でならない。そこはもう少し脚本的に肉付けが必要だと思う。最後が引き立つようなエピソードがもう少しあればいいんだけどね。呆気ない感じがするのでもう少し余韻が残るといいな。
全体的には台詞は少ない、男役も娘役も出番は少なくともキャラ立ち出来る役が多かった。花組もなんだかんだで個性的だからチョイ役でも目立つのが良い。なんかいい意味でマユさんの宙組の流れを汲んだ感じがとても気に入ってます。それこそ、宙組から組替えとなったみーちゃんも出番は少ないけど目立ってた。みーちゃん、全然違和感なく花組に溶け込んでいて安心。
花組はあまり生徒の名前が分からないけど、個性が強そうでとてもいいと思う。花組なのに、宙組の血を感じるのは私だけかな…?
で、今日つくづく思ったのが、この蘭蘭コンビめちゃ良い!マユさんは包容力はあるわ、蘭ちゃんはその腕の中で泳ぎまくってるわで、見ていて不安がない。理想のコンビにかなり近づいている。っていうか、蘭ちゃんに化けものの要素があったことが一番の驚きやったけどね(笑)蘭ちゃんも実は恐るべしタカラジェンヌの一人だったとは…。
ショーとみわっちへは後日…。
今日のまとめ:谷先生のこのお芝居、完成度的には私の中では評価は高い方です。谷先生の作品って、良い作品は普通に良いけど、悪い作品は本当悪い。…つづく