司馬遼太郎の「街道を行く」はなかなかの力作であるが、もうひとつというものが多い、しかし、台湾での李登輝さんとの対談で、
「台湾は 台湾人のものです」
このインパクトは大きい、北京政府が激怒、強烈なクレーム、日本の作家は、文芸協会の理事を追われた。と聞く。
この一行を支えた週刊朝日のスタッフの尽力があってのことだろう、
「朝日にも 公平で公正なグループがいるのだ」
その発言は、さまざまの苦難を乗り越え、忍び難きを忍び、
「これこそが この作家のホンネか」
それとも、たまたまのヒトコトだったのか、隔靴掻痒(かっかそうよう)の彼の作品を見るとき、何とも言えない、
「ニッポンの歴史 あんなもんではない」
当時はタイヘンな人気、ファンの経済人も多く、「司馬史観」とまで言われた、しかし、その正体は、どうだったか。