旗艦・三笠の打電、
「皇国の興廃は この一戦にあり
各員 一層 奮励努力せよ 」
「本日 天気晴朗なれど 波高し」
天気晴朗から相手の動きを正確に把握できる、そして、ニッポンのシモセ火薬は、敵艦で炸裂して火の海にする、敵兵の戦闘能力を奪う、「波高し」から相手の砲撃が不利であり、こちらが有利、それが伝わる。
日本が栄えるか滅びるかは、この戦闘による、
「諸君は 努力の上にも努力してくれ」
何年か前。靖国神社の絵馬に。
「武運長久
台湾海軍 世界一」
台湾海峡の波が高まる時、真っ先に出撃するであろう台湾の若い将校の胸に、去来したものが、
「この海戦だったのではあるまいか」