二銭銅貨

星の数: ☆良い ☆☆すごく良い ☆☆☆激しく良い ☆☆☆☆超激しく良い ☆☆☆☆☆ありえない

アイーダ/県民ホール2018

2018-12-29 | オペラ
アイーダ/県民ホール2018

作曲:ベルディ 、指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ジュリオ・チャバッティ
原演出:マウリツィオ・ディ・マッティア
美術:アンドレア・ミーリオ、衣裳:アンナ・ビアジョッティ
演奏:東フィル
出演:
アイーダ:木下美穂子、ラダメス:城宏憲
アムネリス:サーニャ・アナスタシア、アモナズロ:上江隼人
ランフィス:斉木健詞、国王:清水那由太

巨大な円柱の柱が6本、下にキャスタが付いている。これらは他に階段などを備えた壮大なセットで、カラカラ浴場遺跡で行われる野外公演のプロダクションを持って来たらしい。行進の場面では東京シティ・バレエ団を中心としたダンサーたちによるディベルティスマンがあり、またアイーダトランペットは両袖で演奏された。捕虜となった人たちにはちゃんと役者を使っていた。グランドオペラ形式での公演で、7つの団体が共済することでこれだけ豪華なプロダクションになったようだ。

演奏は力強く、ど迫力。行進のところの金管がよかった。特にアイーダトランペットがいい。強烈な高音フォルテッシモ。重低音のトランペットもどこかで使われていて。金管に特徴のあるオペラだと思った。

木下は高音がしっかり出て美しい。難なくという感じ。城は端正な美しいテノールで良く声が出ていた。アナスタシアは声量のあるメゾ。声が強い。上江は「どすこい」な感じのおじさん役ではっまていた。声も良く出ていた。斉木は硬質な感じのバリトンで、清水は落ち着いた感じ。全体に大音響に負けない声が出ていた。

当初予定されていた西村悟に代わり城宏憲が出演した。他の劇場での公演も交代だったようだ。

おそらくカラカラ浴場遺跡でのプロダクションのレンタル。神奈川県民ホール、札幌文化芸術劇場、兵庫県立芸術文化センター、iichiko総合文化センター、二期会、札幌交響楽団、東フィルのグランドオペラ共同製作。

18.10.21 神奈川県民ホール
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする