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12国立劇場9月/傾城阿波の鳴門、冥途の飛脚/文楽

2012-10-07 | 歌舞伎・文楽
12国立劇場9月/傾城阿波の鳴門、冥途の飛脚/文楽
(第2部)

傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)
十郎兵衛住家の段

お弓の文雀は元気良く、きびきびした女房の気持ちの強さが良く現れていた。

「ムヽ、シテその親達の名は何というぞいの」
「アイ、父様の名は十郎兵衛、母様はお弓と申します」

可哀相なおつる。おつるのセリフ。


冥途の飛脚(めいどのひきゃく)
淡路町の段
封印切の段
道行相合かご

淡路町の段では禿による難しそうなやや長めの三味線演奏があって、勘次郎がそれらしく弾いてがんばっていた。実際の演奏は燕三。紋臣の花車の所作が端正できりっとした感じで美しかった。封印切の段の出だしの玉佳の手代伊兵衛もきびきび動いて芝居をしめていた。文司の八右衛門には貫禄と人間味を感じた。情のある友人役。忠兵衛は和生で、そのよれよれぶりが良く表現されていた。勘十郎の梅川は活発な勝気な感じの若い女性。

冥途の飛脚:近松による原作
恋飛脚大和往来:歌舞伎版
傾城恋飛脚:改作版(目隠しの新口村)

鶴澤清治は休演で藤蔵に変更

12.09.17 国立劇場

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