Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

シルバースターRCAケーブル「ベガ」のインプレ

2012年02月13日 | ピュアオーディオ

昨年10月に販売した、シルバースターシリーズRCAケーブル「ベガ」の、使用後の感想をいただきましたのでご紹介します。(約3ヵ月半後)

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シルバースター「ベガ」のインプレです。

  実は、最近になってラックのキャスターをスパイクに変えたところ解像度が大幅にアップして、ベガのよさが際立ってきました。しかも、アナログより上を行くものに変化し、最近はCD主体になっています。

アンプの38FDはもう3ヶ月近く鳴らしこんでいるので活性化がかな り進んでいまして、音質も安定してきています。聴くCDもあまり選ばずどのCDでも楽しめるようになって、今まで聴かなかったCDもこんなに良い音質だっ たのかと感心することが多くなっています。反面、普通の盤質のものはつまらないので、SHM、HQ、ブルーノートRVG盤グレートを多く購入するようにな りました。
 
 以前使っていた化け物シリーズと比較すると解像度がはるかに高く、情報量が多い、周波数帯域が高低ともに伸びていおり、しなやかな質感表現も特徴です。低音の重心も下がりました。
 
 私が一番大切にしているジャ ズ黄金期の50年代の録音もの、マイルスのラウンドアバウトミッドナイト(1955年録音)では、さすが、ノイマンのカッティングマシーンとして最高の SX45による、当時の密度の濃い中域の音の輝きと厚みが最高で、マイルスのミュートトランペットの艶やかでまばゆい輝きを放つ音色が出色です。チェン バースのベースも中域の解像度が向上したためか味わい深い、なんともいえない趣のある響きで、両スピーカーの間で各楽器の音色がハーモニーを奏で、空間再 現が豊かに奥行き間を伴って50年代ジャズを楽しむのに充分な質感になりました。クォリティーのランクが数段向上です。

比較的最近のデジタル録音盤、「JazzBer2009」では、各楽曲共にピアノの音がリアルで生々しく鮮度を非常に高く感じます。シンバルの中心部を叩く「カキーン」と云うパルシブな音など最高の再現力で、LE85コンプレッションドライバーの持ち味を存分に引き出していて、これは、50 年代の録音でミルトジャクソンのバイブの割鐘のように部屋中に響き渡り、過度特性のすばらしさを共通して実感できるものです、出色なのは、ミルトジャクソ ンのバイブは名器リンガフォンを使っていて、他のバイブ奏者の音色とは明らかに違う、その音色の違いが判別できるほど解像度が高い。またシンバルの響きの 後の消え行くかすかな尾を引くような余韻もなんともいえません。

 さらに、以前は苦手だったクラッシックの再生、ボーカルも得意科目 になり、たまには、バッハ無伴奏バイオリンソナタ&パルティータ「シゲティ」なども楽しむことができるようになったこともうれしい点です。シルバースター 「ベガ」はジャンルを選ばないオールラウンダーでもあります。簡単ですが以上がインプレです。
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ご使用のシステムは
SP: サンスイ EC138 (JBLD130+LE85+HL91+#2402)・・・Trail仕様
アンプ: LUX SQ38FD
CDP: アキュフェーズ DP-500
アナログ: Berg sound BP Model 4s
      アーム グレースG-540+SPU-GE

をお使いです。