昨年一時自宅に「オリンパスシステム」を設置していました。自宅では殆どオリンパスシステムの性能を出す事が出来ませんでした。(音量を上げられない) もっとも、自宅には「自宅システム」(SP-707Jシステム)が有りますので、こちらが使えれば他には鳴らす必要も有りませんでした。
昨年4月に現在の「音楽部屋」を作って、オリンパスシステムを引越しさせました。当時はマルチアンプシステムを止めてネットワーク方式にしていました。当初はマルチアンプシステムにするだけのスペースが取れないと思っていたのですが、「音質」で旧事務所の時のサウンドに到底及ばないと判断し、何とかマルチアンプシステムを再構築できないかと模索していました。
6月にF-25Vチャンデバを入手して、パワーアンプ類もストックしていた物を引っ張り出して、形だけは何とかマルチアンプになりましたが、如何せん「鳴らし込み時間」が全く不足していて、酷いサウンドの状態でした。
チャンデバのF-25Vの「活性化」がキーポイントで、累計1200Hrほど鳴らし込んでようやく活性化させました。この時点で昨年12月の時期になります。その後、管球プリ1号も2号もまだ完成していない事が判り、また管球プリ1号では低域のドライブ力が確保できない事が判りました。その為、元のプリ「アキュフェーズC-290」を再び手に入れて、こちらも鳴らし込みになりました。そのC-290もようやく累計500Hr程鳴らしこんで来ました。まだもう少し鳴らし込みが要ります。管球プリ1号・2号もその後完成の息に到達させましたが、C-290はそのまま使い続ける事にしました。
「音楽部屋」のサウンドも昨年の12月を境に、大幅な変化をしています。旧事務所のサウンドと比較して、「音数」の部分では当に追い越してしまっていますが、「まとまり」の部分ではまだまだの所です。この辺が「使い込んだシステム」とにわかに作り上げたシステムの違いです。これからも「鳴らし込み」は続けていきますので、「まとまりの良さ」も少しづつ獲得できていくだろうと思います。
旧事務所とは決定的に「部屋」、特に「床」が違います。旧事務所では直打ちの床面でしたが、現在の音楽部屋の床面は「廊下」を使っています。この違いで、低域の瞬発力と振動の伝わり方が「部屋鳴り」になって出ています。更に鳴らしこんで行けば幾らかは改善できるかも知れませんが、決定的に強度不足を感じます。それでも普通に聴く分には音量にも不満は有りません。