Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

私のオーディオ流儀「機器の潜在能力を出来るだけ引き出す」・・その2

2015年06月08日 | ピュアオーディオ
「電源や電源ケーブルによって機器の性能が左右される」事は昨日書いた。「鳴らし込み」の件も書いたが短絡的に捉えてはいけない。「Aと」云う電源ケーブルを使っていて、「B」と云うAよりも高性能なケーブルを使う場合、その鳴らし込みに「約1000Hr」かかると云う事を書いたが、更に高性能な「C」と云うケーブルを使う場合も「鳴らし込み」に1000Hr以上かかると云う事です。「A」と「B」の性能差が大きければ大きいほど、「苦行」の「鳴らし込み」の時間も長くなる。繋いで直ぐに良くなるなんて事は有り得ない。もし繋いで直ぐに良くなるのなら、「ドングリの背比べ」的な音質差だと捉えられる。

なかなか電源ケーブルの評価は目に見えて来ない。だからと云って避けては通れない。本当に良いケーブルは「音数」を感じる事が出来るだろう。それも「激変」レベルで・・・。但し、音のバランスが崩れているので「苦行」が待っている。一度良いケーブルを探したならば徹底的にそのケーブルでシステム全部を統一して見る事だ。

私は電源ケーブルにも出せる「周波数特性」が有ると思っている。それは1種類毎に違うと思う。材質的な問題も有る。一般に銅線は「しっとりした音色」と「周波数レンジが狭い」傾向にある。同じサイズなら銀線は「カチッとしたキレやヌケ・ノビ」を感じ、「周波数特性は意外と狭い」かも知れない。エネルギー感は銀線の方がはるかに強力だ。1種類のケーブルで全てを満たす事は難しい事を経験したので、現在は数種類のケーブルを組み合わせて、「音色」・「質感」「エネルギー感」・「周波数特性」を満足させる様にしている。