
自宅のメインシステムのサウンドは、一般に知られているD130の「音」では無いと思う。このD130と云うフルレンジユニットは、なかなか私の思う様に鳴ってくれなかったユニットです。

ユニットは1960年代初期に製造された16Ω仕様です。エッジは「フィックスドエッジ」オリジナルです。このユニットを普通に鳴らしたのでは、「ボンボンボン・・・」と最低域の出ないサウンドになってしまいます。年代的に「管球アンプ」がこのユニットには合う様です。Tr型アンプでは簡単には鳴ってくれません。

有るオーディオ評論家さんにこのユニットを見せたら「幻のユニット」だとおっしゃいました、もちろん新品で入手するのは無理です。程度の良い中古も少なくなっています。このユニットで最低域まで伸びる様な音の出し方をさせるのが難しいのです。イージーに有る帯域で「ボンボンボン・・・」と鳴ってしまいます。モニターSP 的に鳴らすのは非常に難しいのです。実際に使って見ないとこの辺のニュアンスは分からないと思います。大概のJAZZ喫茶で鳴っている音は「ボンボンボン・・・」のイージーな音です。このユニットの神髄は出ていない事が多い。