ウレタンエッジのSPユニットは、約10年毎にエッジの張替えが必要になる。お金持ちはエッジが破けただけで「故障」したと判断され、新しいSPを買われるのかもしれないが、ユニットに拘りを持つ方や、エッジの修理をすれば治る事を知っている方なら、間違いなく「修理」を選ばれるだろう。写真のスピーカーは以前ウーハーのエッジが破れたものを「クロスエッジ」に張り替えていただいたときの写真。クロスエッジにすれば半永久的に使える。寿命は「接着剤の寿命」だと思う。
ただ、エッジの張替えも含めオーディオ技術者が高齢化しているので、いつまでも安泰とは言い切れない。アンプにしても「管球アンプ」と「半導体アンプ」の両方をこなせる方が少なくなっている。私の知る方たちも75歳を超えだしている。いつまで今まで通りの「修理」が出来るか予測ができない。