JBL #375+HL88(蜂の巣ホーン)を使っているのは、「生演奏」の音の太さを求めての事。この「音の太さ」を要らないなら「JBL#375」は要らないだろう。当然、この「#375」に合わせたウーハーも要らなくなるので、コンパクト化も出来るだろう。
一般的に「音楽を楽しむ」ぐらいの楽しみ方ならば、サブシステムの「ブックシェルフタイプ」のスピーカーやプリメインアンプで十分だろう。マルチアンプ化も必要ない。出来るだけシンプルなシステムの方がスペースやケーブル類も少なくて良い。
オーディオで「音質」を求めて行くと、SPユニットに拘り、アンプに拘り、ソース機器に拘り、ケーブルに拘り・・・ヒューズに拘り・・・と果てしなく続いて行く。それぞれが相当な金額を伴う。財政的に余裕が有れば高価な機器も揃えられるが、「生演奏」の雰囲気に近づけるには相応の「オーナーのスキル」が必要になってくる。「部屋」の要因よりも「出音」の質を上げる事が先に必要になってくる。