CDPの音は「平面的」に出る傾向に有る。これが「アナログプレーヤー」では奥行き方向も出て立体的な表現になる。それで「アナログプレーヤの方が良い」と世間一般では言われている。CDラインにもこのWEの大型ライントランスを通してやると、「奥行」方向の再現が出来て来る。
WEのライントランスは、50年以上にわたって作られているので種種の型番が有る。最初の写真は#91A。上の写真は93F。
写真は#111cと云う型番でこれが比較的新しいパーマロイコアのもの。この型番なら今でも比較的に入手しやすい。
他にも15Aや50A、60A、60c等古いトランスもある。これらのトランスの音質比較をして行った結果、「古いモノ程音質や質感が高い」と云う結果になった。現在、15Aと50Aのライントランスを使っている。音質確保の為には外せないパーツです。15Aや50Aは「鉄芯コア」で複雑な巻き方をされており、現在では復元される事は無いだろう。ちなみに、15Aの音を聴いたら111cの音は「バタ臭く」感じる。それでも111cの音は他社のトランスの上を行く音質である。
実際にはこの様な特注箱を作成し、その中に収めてXLR端子で入出力をしている。
出来上がりはこの様なスタイルになる。しっかりした木箱に入れる事により、しっかりしたサウンドになる。アナログプレーヤーの音に引けを取らない立体的なサウンドになる。