Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL #375 で音が飛んで来ない???

2011年10月24日 | ピュアオーディオ

JBLの#375コンプレッションドライバーを使ったシステムを3セット鳴らしています。それぞれ組み合わせているホーンはHL88,89,90になります。

私のシステムのサウンドは「特殊なサウンド」だと思います。中高音が「飛んで」来ません。一般市販のSPから出てくるサウンドの傾向とはまったく異なります。JBL#375を使った事の有る方なら直ぐに判ると思いますが、「音が飛んでくる」事を、抑え込まない方法で抑えています。チャンデバのボリュームは全開でアッテネーターも使っていません。

この方法で最初に出した時は非常に困惑しました。音が飛んでくる方が正解なのか?それとも「飛んで来ない」このサウンドが正解なのか?・・・何度も取り付けては取り外しを繰り返しました。その結果、「飛んで来ない音」の方を選択しました。

#375ユニットに「あるユニット」を組み合わせるか?しないか?でこのサウンドの変化が出て来ます。採用した理由は、「音数が飛躍的に増える」点と「聴き易さ」の点です。375の音数の多さや歯切れの良いサウンドはそのままに、「飛んでくる音」を抑えています。これはやって見ないと理解できないと思います。

その方法とは、「ユニットのパラレル化」です。中音に#375 1個ではなく他のユニットを組み合わせて使う事です。こうする事で1個のユニットにかかる「圧力」を下げます。分解能には関係なく「飛んでくる音」が減少します。

これは他のコンプレッションドライバーにも応用できます。ただ組み合わせるユニットを選ぶ必要が有ります。組み合わせるユニットで性能や音色・音数等が変化して来ます。試して見られると面白いと思います。ただ極性を間違わない事やショートさせない様に注意が必要です。


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