Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅システムの状況

2014年01月10日 | ピュアオーディオ

自宅システムでは管球プリ1号の対策後の鳴らし込みをしています。今年の正月から鳴らしだしていますので、今日で10日(累計50時間程)になります。高域が出なくて困っていましたが、4日目辺りから有る程度は出るようになって来ました。

現在の出来は90%ぐらいと云うところでしょうか?。想定していた「改善効果」とはかけ離れています。あと5%ほど改善してくれればありがたいのですが・・・。

今朝チェックCDを鳴らして出来を確認しました。高域は少しづつ出て来るようになっていますが、まだまだ足りません。ただこのシステムは「質感」を非常に重要にしています。その点から行けば90%ぐらいなのです。中々100%は出せません。

SuperTrail仕様のプリ+パワーアンプの組み合わせで、「質感」に拘ったシステムにしています。一般的なHi-Fiのサウンドでは有りません。弦楽器に的を絞り、「さざなみの弦」に拘っています。アンセルメ/スイスロマンド「チャイコフスキー/白鳥の湖ハイライト」の中の弦楽器のトレモロは素晴らしい質感を聴かせます。マルチのオリンパスの音も非常に繊細で良いのですが、全体的な質感では自宅システムの方が好みです。音が全体的に柔らかくやさしい音で有りながらキレが有ります。ただまだ「詰まり」を感じます。このつまりの原因が何なのか原因を探さないといけません。まだ管球プリ1号は完成してはいません。


C-290の活性化の進み具合をチェック

2014年01月09日 | ピュアオーディオ

先月19日に接続したC-290の活性化度をチェックして見ました。やっと20日(累計100Hr程度)程の鳴らし込みですので、まだまだ不足している事は判っています。

チェックCDをかけて音質チェックをしましたが、まだまだだと思います。システム全体のまとまり感がやはり足りません。こればかりは鳴らし込みを半年以上しないと出てきません。旧事務所時代の音の厚みが出ていません。その為「ステージ感」も弱いです。低域の質感もいまいち、中域の厚みもいまいち、高域もノビが感じられない。

機器やケーブル交換後の「鳴らし込み」による変化の転換点が3点ほど有り、

1)約1ヵ月後(累計150~200Hr)・・・音質のバラツキが上下に大きくブレるのが収まる
2)約3ヵ月後(累計500~600Hr)・・・機器の性能が一応出てくるようになる
3)約半年後(累計1000~1200Hr)・・・機器の潜在能力を引き出せる

が、一般的なストーリーです。このストーリーに沿った変化をしている様に思います。


まだまだ続く「鳴らし込み」

2014年01月08日 | ピュアオーディオ

現在3セットのシステムを鳴らし込んでいます。C-290を導入したオリンパスシステム、管球プリ1号の内部配線交換後の自宅SP-707Jシステム。SPのアッテネーターの酸化膜取りをしているL-26ディケードシステム。他にもDSPアンプが2セット、超小型SPが5セット・・・。

オリンパスシステムのC-290も導入してからまだ1ヶ月にもなりませんので、まだまだ硬い音やバランスがおかしい処が有ります。どんなに高価な機器でも一度は避けて通れない本領発揮への道。こればかりは地道に鳴らしてやるしか有りません。毎日6時間以上鳴らしています。

自宅の管球プリ1号の鳴らし込みの状態は、やっと周波数帯域のバランスが取れて来たといった所。高域不足も解消され、音数が少しづつ増えてきている。内部配線の交換でこの様な経緯は初めての経験。高域の音のキレや音が前に出てくる感じがようやく出始めたので、聴くのが楽しくなってきています。夕方6時頃から夜中の1時、2時までついつい聴きこんでしまいます。

L-26のビビリは中々手強い。最初の頃からすれば随分と良くなってはいますがまだまだです。アッテネーターの交換をすれば直るのは判っていますが、冬場は寒いので触りたくありません。手を付け始めると必ずイレギュラーな事が発生しますので、気候が良くなるのを待ちます。特段聴かなければならないシステムでも有りませんので・・・。


新規トレールの図面化

2014年01月07日 | ピュアオーディオ

最近は新規トレールの問い合わせが多く、図面化の仕事をしています。JBL C60ソブリン用やタンノイ ヨークミンスター、クオード ESL989等の図面が出来上がっています。

雑誌を見れば最新のSPやアンプが引きも切らず紹介されていて、業界が活性化してくるのはうれしいけれど、似たようなシステムがモデファイされて新型として出てくるのには一抹の不安も出てくる。

本当に良いシステム(SP、アンプ等)なら、10年、20年も続くような長寿な製品があっても良いと思う。しっかりした技術とデザインで、個性的で他の追随を許さない様な製品が良いですね。。個人的にはこの様な「長寿」な製品を選びたいと思う。


音楽ソースについて

2014年01月06日 | ピュアオーディオ

音楽ソースについて考える様になった。それは先日お見えになった常連のお客様が良い情報を教えてくださいましたからです。

高級SACDプレーヤーをお使いで有るのですが、そのSACDプレーヤーが故障したので音楽が聴けなくなり、やむを得ず一時的に廉価版の「ブルーレイプレーヤー」を導入されたとの事です。そのプレーヤーはCD、SACD、CD-R、ブルーレイのソフトがかけられるそうで、同じ曲の入ったSACDとブルーレイディスクをかけて音質の違いを比べて見たら、断然ブルーレイプレーヤーの方が高音質だったとの事です。その廉価版のプレーヤーの価格は¥12000~¥15000円くらいで販売されています。お値段も手ごろですので「お遊び」のつもりで導入して見ようかと思案しています。

ブルーレイの音楽ソフトも少しづつ出始めていますので、第3のソース(アナログLP、CD)として考えても良いと思っています。(当方SACDははなから認知していません)


オリンパスシステムの活性化

2014年01月05日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムは毎日6時間以上鳴らし続けています。先月12月20日から使い出したアキュフェーズのC-290の活性化が聴いている先から進んでいるのが判ります。目の前で一瞬「ノイズ」が発生し、その後音質が良くなっている様に聴こえる。

「ノイズ」が出るのはあまり好ましくは有りませんが、「活性化」の手順ですので仕方ありません。長らく眠っていた機器を起こそうとしているのですから、毎日1回以上ノイズが発生している状況です。

オリンパスシステム全体のサウンドは「復活」した様に思います。ただC-290のみが「鳴らし込み」を終わっていませんので「まとまり」の点でまだまだです。昨日は常連のお客様に聴いていただきましたが、「復活した様ですね」のお声をいただいていますので、昨年の様なサウンドとは別物ですね。ようやく音楽を聴くのが楽しくなって来ています。

複数のシステムを同時に「鳴らし込み」していますので毎日大変です。昨夜は自宅のシステムの鳴らし込みで夜中の2時まで聴いていました。こちらはバイオリン協奏曲が楽しめるようになって来ましたが、以前出ていた質感まで回復していませんので、更なる鳴らし込みが必要で、昼はオリンパすシステム、夜は自宅システムを鳴らし込んでいます。後ひと月もすれば「鳴らし込み」も終わり音楽に専念して楽しめる様になるでしょう。


管球プリ1号の鳴らしこみによる変化

2014年01月04日 | ピュアオーディオ

管球プリ1号の最後の配線交換は「6本の球のヒーター線交換」がメインで、他にアース線も全てゴールドスターの配線に交換しました。

交換が終わったのが12月31日の15時位。当日は自宅に持って帰り、6時ごろから夜中の3時くらいまで聴きました。その結果は、「霞がかかった様な音」、「バイオリンがビオラになった音」でした。とにかく高域不足とベールが何枚もかかった様な音で、明瞭度も殆ど感じられない状況でした。このとき頭に浮かんだ原因が①NFBの不具合 と②鳴らし込み不足(パーツのふん詰まり)の2点でした。

今までこんな酷いふん詰まりの仕方は経験がありません。非常に優秀なケーブルに交換する訳ですので、交換直後から「音数の増加」と「質感の向上」ぐらいは感じられるだろうと予想していたのですが、ものの見事に裏切られました。

正月元日の時点で、NFBの問題ならば正月明けにゴットハンドに見てもらう予定でした。この間、何日か「鳴らし込み」をする時間を作って、「パーツのふん詰まり」(今回は真空管12AX7 6本)を確認するつもりでした。

31日(9時間)、1日(5時間)、2日(5時間)そして3日6時間も続けています。その間少しづつ良くなる傾向を感じてはいました。それが本日の23時頃(累計25時間)からガラリとサウンドが変わって、「バイオリンがバイオリンの音で鳴る」様に変化してくれたのです。明瞭度も上がって来て、もう一歩のところまで来ました。

「勘違い」の間違いをしなくて済んだようです。もう少しこのまま鳴らしこんでやれば正常なサウンドになるでしょう。これで一安心です。NFBが原因でなくて良かった。しかし紛らわしい不具合現象でした。

今夜はこのサウンドを決定的に鳴らし込んで、逆戻りしないようにしたいと思います。


管球プリ1号の現状

2014年01月03日 | ピュアオーディオ

内部配線交換後、自宅で音質確認をしています。現在の音質の状況を記して置きたいと思います。

この管球プリ1号は、マッキントッシュC-22の回路をまねた「モドキC22」プリアンプです。バンブルビーコンデンサー等の高価なパーツは使って有りませんが、回路はほぼ真似て有る様で、以前使った事の有るMX-110のラウドネスを使う前の音とそっくりです。高域も低域も出ていなくて、ラウドネスを入れないと使い物にならなかったMX-110を思い出します。

「質感」は内部配線を交換したおかげではるかに良い状態です。問題はどうも回路的な「NFBのかかり過ぎ」がヒアリングして気になる処です。全ての内部配線を交換したからこそ問題の本質が見えて来たようです。

実際に使った印象は「バイオリンがビオラになった」と思えば理解できるでしょう。バイオリンの輝く音色が出ていません。ビオラがバイオリンになれば空気感や音数も一変すると思っています。

現在管球プリ2号の方の完成を急いでいます。こちらは現在の処NFBの問題はなく、音色や質感は良いのですが、「音数」が足りません。この音数不足は「プリント基板の質」に有ると思っています。その為の対策を実施しています。正月の内に完成すると思います。ひとまず管球プリ2号が完成すれば自宅システムも真価を発揮できます。


3セットのメインSPの音質アップ進捗

2014年01月02日 | ピュアオーディオ

3セット平行して音質アップをしています。本来は一つのシステムに集中投資して早く完成させたいのですが、欲しいものが手に入らなかったり、技術が手に入らなかったりで、平行に進めざるを得ません。現在のシステムの進捗状況を記しておきます。

1)オリンパスシステム(マルチアンプシステム)
 待望のプリをようやく入手して、現在鳴らし込みの真っ最中。
 旧事務所時代のサウンドを越える様に「秘密ITEM投入」。
 7畳半の部屋でオリンパスシステムが使えるようになりました。

2)RCA箱システム(マルチアンプ化中)
  なかなか入手できなかったF-25のラインアンプとフィルターアンプ。
  本日ようやく入手した。ただし周波数ボード(8000Hz)は来週入手予定。

  旧事務所で使っていたF-25から、オリンパス用に高域分のラインアンプとフィルターアンプを取ったので、変則的なマルチアンプになっていた。
 このシステムのマルチアンプ化のサウンドは私のお気に入りのサウンドの一つ。

3)自宅SP-707Jシステム(ネットワーク方式)
  SuperTrail仕様のプリとパワーアンプ(WE101Dpp)の組合せで、クラシックの室内楽を生々しく聴きたいと思っている。
  昨年来取り組んできた管球プリ1号の完成が現在のテーマ。内部配線はこれで全て交換が終わり、回路的なNFBの見直しを予定。

3つのシステム共に、今少し手を入れる処が有るが、ほぼ完成形に近い。もう一息で完成になりそうだ。

今年の目標は「秘密ITEM」の普及(水平展開)を考えている。現在3個使用している。全部で10個以上必要。1個の価格が非常に高いのでなかなか導入できない。


管球プリ1号の問題点

2014年01月01日 | ピュアオーディオ

今回配線をすべてゴールドスターシリーズ(銀線)にしました。アース線も惜しげもなくゴールドスターシリーズにして完璧を期しました。

今回の配線前の完成度が80%とすれば、交換後は95%の出来と思います。音数や音の密度・空気感がまるで違います。音楽がうねるようなサウンドを出してきます。非常に好ましい変化です。

残る5%は周波数特性的に高音域の減衰が激しく、バイオリンの帯域がカバーできていません。よくよく回路を見て見るとNFBが掛かっています。パワーアンプでは殆どの機器でNON-NFBにしていますので問題なかったのですが、このプリアンプにはNFBがかかっている為、周波数的に全帯域に靄がかかった様な感じを受けます。

回路的な対策が自分では出来ないので「ゴッドハンド」に応援をしていただいて、「生々しい」音にして行きたいと思います。早速手配をかけないといけません。自分で出来る分と出来ない分は分けて考えます。

このアンプももう足掛け2年挑戦続けています。完成させるまでは止めません。求めていた質感や音楽性がもう手の届く処まで来ています。