Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

GE6550ppパワーアンプ

2017年12月11日 | ピュアオーディオ


息子宅のRCA Wフロントロード箱システムの低域用(D130×2)用のパワーアンプ。当該GE6550ppパワーアンプは「内部配線」を全て最高峰ケーブル材に交換済。前日まで「ノイズ」に悩まされていたらしいので、ディネッセンのアルタイルパワーアンプと交換して持ってきた。交換した直後、息子曰く「三段落ちしたみたいな音だなあ。低域が吹き出してくるような圧力が無い。ドライブ力が違いすぎる・・・」と非常に辛口なコメントが・・・ディネッセンのアンプに浴びせられた。



個人的にはこのGE6550ppパワーアンプが欲しくてもがいていた。このアンプには①バランス と ②ボリューム が付いているので非常に使い勝手が良いのです。上述写真の様に「自家製プリ」との組み合わせでは、クラロスタットのボリュームを9時の方向以上で使える。実際に音出しして確認したがノイズはない。真空管を抜いて綺麗に掃除をしただけで「ノイズ」は消えてしまった。息子宅ではXLRプラグで使っていたのに対し、現在はRCAプラグで使っている。内部を開けて配線関係の外れ等を確認したが問題なし。「あのノイズは何だったんだろう???」

多分このままXLRプラグで使ってもノイズは出ないだろう。(このアンプの入力はXLRとRCAの2系統を装備)出力も20W/ch有ります。来週一旦息子宅に返します。その後、このアンプに見合うTR型アンプを手に入れて交換する予定。

ちなみに隣のアキュフェーズのC200+P300の組合せより、はるかにSN比が良く、音数が多く、音の厚みを感じます。

バッハ大全集(ヘンスラー盤)の比較

2017年12月10日 | ピュアオーディオ


バッハ大全集(ヘンスラー盤)を先月末に購入しました。少しづつ聴きだしています。以前同じバッハ大全集を録音されたMDを百数十枚入手しています。その中から「イタリア協奏曲」をCDの再生とMDの再生で比較して見ました。

今まで「ヘンスラー盤」だと思っていたMDは全く別の全集であることが判りました。ヘンスラー盤では「ピアノ」の演奏に対し、MDは「チェンバロ」の演奏です。

CDラインの再生音は、音数が多くて録音されたその場の雰囲気を出して来ます。(余韻・反射音・残響)周波数特性的にもレンジが広いです。これに対し入手した録音済のMDは、チェンバロの華やかな響が有ります。全く違う演奏なので単純な比較はできませんが、MDの録音物もなかなか捨てがたい味が有ります。

某オクでMDの中古を漁って手に入れたもので、ダビングの機材等不明です。正体不明の「バッハ大全集」(おそらくリヒター盤と推察)でも、聴いていて音楽に浸れます。



やっと「鳴らし込み」(活性化)に入れる

2017年12月09日 | ピュアオーディオ
やっと3台のアンプの電源インレット化・ヒューズ交換・最高峰電源ケーブルの組合せを完了しました。どれが欠けても鳴らし込みには入れません。ディネッセンのアルタイルパワーアンプも何とかノイズを大きくする事無く持ちこたえている様です。ただ残留ノイズが大きいです。鳴らし込みで減少するのかは長い目で見てやらないと今現在では判断できません。



C200+P300の組合せは「ノイズレス」で完全に移行出来ました。毎日朝来てから夕方帰るまで(6~10時間)は電源を入れっ放しにして稼働させています。ただ今現在は「苦行」の毎日です。この「苦行」が1年も続くのかと思うとチョッと辛い気持ちになります。機器を生き返らせる事はお金では解決できません。地道に鳴らし込んでの「時間」だけが必要です。人生長い目で見れば1年何てアッと言う間です。この苦行期間の我慢が必要です。



一度に2つのアンプシステムを活性化するのは大変なので、ディネッセンのアンプは息子に使ってもらって活性化していただく予定です。あ互いにメリットの有る事ですので何とかなるでしょう。

アンプ関係が落ち着いて来ましたので次の準備に入っています。次は「SPの内部配線交換」です。対象はJBL:#4311Bです。既にネームプレートの予備を購入し、ケーブル材を準備しています。この#4311系の場合、ネームプレートを剥がすのが最大のポイントです。力任せに剥がせば「歪んで」しまい、使い物にならなくなります。綺麗に剥がせる様にそれなりの道具と溶剤を準備して置かないといけません。既に3台ほど経験を持っているので要領は判っています。だからと云って絶対に綺麗に剥がせる自信は有りません。だから予備のプレートを準備しました。

今年いっぱいは手を付けずに、素直にアンプの活性化のみに集中します。年末年始は何かと落ち着きませんので工事は避けて置きます。

何とかトラブルを処理

2017年12月08日 | ピュアオーディオ


C200の木製ケースが破損して(破壊して)しまったので、急遽ゴム脚を取り付けて対処。しかし、P300だけ木製ケースに入っているのは片手落ちみたいで・・・。



壊れたケースを整理して、構造的にどうなっているかを確認した。意外とシンプルな作り。MAX針止めでは初手から強度などない。ドリルを取り出して穴をあけ、木ネジで止める事にした。



チョッと見てくれ的にサイドからは見せられない。



正面からなら問題なく、プリとパワーアンプが揃った絵になる。ひとまずケースも木ネジで強固に止めて使える様にした。内部のヒューズ交換と電源部の3Pインレット化が済んでいるので、これからは「鳴らし込み」(活性化)開始になります。多分1年くらいはかかるでしょう。長い人生で1年くらいはアッと云う間にに来ます。1年間の「苦行」となるでしょう。その間にSP(#4311)の内部配線を交換していると思います。

思わぬトラブルが・・・

2017年12月07日 | ピュアオーディオ
C200のヒューズ及び3Pインレットの交換が終わり、最後に木製ケースに入れて、固定ネジを付けようとしたらうまくかからない。そこでそのまま箱を横に縦ようとしたら、木箱が崩れてバラバラになってしまった。



木箱の作りを見ると、MAX針止めであった。40年以上も経つと経年変化で接着剤やMAX針の強度も大幅に低下していたのだろう。それにしても何とも云い様のない事。



仕方がないので、アンプの底板を外してゴム脚を付けて使える様にした。またひと作業でした。



こちらが設置した状態になります。木箱ペアで使う様に考えていましたが、取り敢えず使える様にしないと・・・と思いました。

ケンソニックC200+P300のヒューズ交換と電源ケーブルを最高峰化

2017年12月06日 | ピュアオーディオ
ケンソニックのC200+P300は古い機種です。約45年前の代物。最新の電源ケーブル+フルテックヒューズにして電源ラインを替えたいとは思っていましたが、少し慣らし運転をしてからと引き延ばしていました。



様子を見ていても先には進めませんので、重い腰を上げてまずはC200の電源インレットを2P→3P化を実施。これで最高峰電源ケーブルが使える様になります。裏ブタを取って見て初めて気づいたのですが、中にもヒューズが4本使って有ります。1A×3本、2A×1本です。これは予定外でした。



本来の電源系・AUX系に2本(1A・2A)とディスク(フォノ)系1・2に1A×2本の様だと判断し、予備のヒューズストックから2本使って交換。ディスク系の2本は使わないのでそのままとしました。



C200は外側にもヒューズボックスが有り2Aが使われています。古い機種は至る所にヒューズが使われている傾向が有ります。合計5本のヒューズ。その内3本を交換。インレットも交換済ました。





パワーアンプのP300は前回調べていたので2A×4本でした。2Aが手に入らなかったので3.15A×4本を準備していました。こちらは3Pインレット化は完了していましたので、ヒューズ交換だけで完了。



「最高級電源ケーブル+フルテックヒューズ」の組合せで初の音出し。「頼むノイズは出てくれるな・・・」と祈りながらSWオン。無事に音出し確認出来ました。対策前のサウンドの印象では「粗さ」が気になりましたが、非常に柔らかい音に変化しましたね。SPの#4311の内部配線がノーマルなのでこれ以上は大きく望めません。かなりの音質アップと思います。鳴らす程に良い方向に向かっていくでしょう。次は#4311の内部配線交換が必要になって来ます。

ディネッセンのパワーアンプに最高峰電源ケーブル

2017年12月05日 | ピュアオーディオ
ディネッセンのパワーアンプが再々修理を終えて帰って来てから約10日。毎日8時間以上鳴らし込んで累積約90Hr程経ちました。来週には息子宅に持って行く予定で、その前に電源ケーブルを最高峰電源ケーブルで使える様にしないといけません。



今までは「最高峰の電源ケーブル+フルテックヒューズ」にすると「ノイズ」が発生していました。今回は十分鳴らし込んでから交換したいと思い、今まではその組み合わせにしていませんでした。

3日前にフルテックのヒューズに交換して様子を見ていました。特にノイズの量に変化は有りません。これならいけるのではないか?と思い、本日トライして見ました。結果は「問題なし」です。これでようやく鳴らし込み(活性化)に入れます。この状態なら息子宅でも問題なく使えるでしょう。

30~45年前の機器のサウンド

2017年12月04日 | ピュアオーディオ
ケンソニックのC200・P300は1973年の発売、ディネッセンのアンプは1983年、今から30~45年ほど前の機器になります。「初心の音」を今の私の「耳」で聴いて、「今までのオーディオのグレードアップ」とは何だったんだろうか?と云う感想を持つ。



機器を替えれば確かに音は変わる。その事だけしか知らなかった昔とは違い、機器のセッティングや材質、SPセッティング等の設置に関する事でも音は変わる。ケーブル類の選択でも大きくサウンドは変わる。何を触っても音は変わる。

新しい機器に買い替える事で「グレードアップ」をしていたように錯覚していた自分が有った。初心のサウンドを聴いてその念を強くした。前にも云った様に、良いサウンドを得る為にまずしなければならない事は、使用頻度を上げて機器の活性化を図って使う事。次にケーブル類を徐々にグレードアップして、「情報量の伝送を増やしていく事」だ。急激に上げ過ぎると内部の劣化しかかっている弱い部分が壊れてしまう。古い機器になるのでこの辺はちょっと注意だ必要だ。



古い機器も私にとっては「素材」と思っている。この素材から自分の好きなサウンドを作り出せればそれで満足。音楽を楽しむサウンドが出せれば自分的には満足できる。サブ機としての位置づけなので、いくらかの妥協はしても良い。

まだ本格的な鳴らし込みの前の準備状態

2017年12月03日 | ピュアオーディオ


ケンソニックのC200+P300の組合せと、自作管球プリ+ディネッセン:アルタイルパワーアンプの2系統のアンプ達は、まだ本格的な鳴らし込み(活性化)の前準備状態です。本来の電源ケーブルやヒューズに交換していない部分が有ります。



鳴らし込みに入る前に、ヒューズ交換と電源ケーブルを最高峰クラスにします。まだその前の段階で、少しづつ負荷を上げて機器のトラブルを防ぐようにしています。

1)ケンソニック C200・・・ヒューズ交換済(2A→3.15A)、電源ケーブルは一般グレード
2)ケンソニック P300・・・ヒューズ未交換(2A→3.15A)、電源ケーブルは最高峰クラスで専用化
3)ディネッセン アルタイル・・・ヒューズ交換済(3A→5A)、電源ゲーブルは一般グレード

と中途半端な状態です。

この状態でも結構聴けるサウンドになっています。でもメインのオリンパスシステムのサウンドと比べると「音の柔らかさ」や音数や立体感等大きく差を付けられているのが一聴しただけで分かります。これは仕方のない事。これから仕上げて行くのですから・・・。


ケンソニック C-200+P-300のファーストサウンド

2017年12月02日 | ピュアオーディオ


ケンソニックのC-200プリアンプが入荷しました。これでようやくケンソニックのプリ+パワーアンプが揃いました。早速音出し確認中です。



ソースは現在チューナーとMD(SONY ADW-B5)を接続して音出し確認しています。40年以上前のアンプとSPです。再購入する前は「40年以上も前の古いアンプなので・・・」と心配していましたが、無難にサウンドが出ています。1973年当時、国産最高クラスのアンプでした。給料¥5万円/月の時代に¥30万円していました。高くてとても手が出ませんでした。(そう云いながらC200+MB88で使っていました)

今回は「初期型」に限定して再購入して見ました。木枠付きも拘りです。当時はマランツ#7+8B、マッキントッシュC22+MC275等の管球アンプが良いとの事で、管球アンプのMB88を使っていたりしました。オーディオ初心者の時代です。

あれから40年!!(何処かで聴いたフレーズ?)オーディオのスキルやノウハウを集めて機器を使いこなせるようになって来ました。当時足りなかった事は、
1)機器を活性化させて使用すると云う事。
2)電源やケーブル類の効能

今では、まともに動きさえすれば、40年前の機器であろうとも最新の音質に近い性能で使えると思う。現在電源や電源ケーブルはオリジナルの状態で使っているが、ラインケーブルやSPケーブルに高グレードのモノを使い鳴らしているので「きつい音」は皆無。立体的な音場感と心地よい質感を持って聴いている。これなら何も最新の機器に拘る必要はないと思う。

これから「鳴らし込んで」機器を活性化して行きながら、電源・電源ケーブルのグレードを上げて行く予定。更に音数の増加や音の厚みの増加をさせながら「音質アップ」させて行く。電源や電源ケーブルのグレードで「音質」は上げられる。機器の音は精々3~4割で残りは電源のグレードで決まって来る。