日暮らし通信


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 『消しましょう その火その時 その場所で』 

2016年11月19日 14時14分53秒 | 街角から
日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

自治会の立てた幟

街角にて
(撮影: H281113)



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朝早く、雨の降る音と共に地域の消防分団のサイレンが鳴っていた、こんな時間に火事? だがそのサイレンも短い時間で終ったから、大事にはならなかったのだろう

テレビでも火事のニュースが報道されるのは必ず亡くなった人が複数の場合が多いが、気になるのは 「その原因は何だろう?」 と、いつも思わずにいられない

 「地震、雷、火事、親父」 と、四位の存在は少しぐらついているのを除いては、他の存在は怖く、番付三位の火事は依然として被害も多い

既に恒例の 「秋季全国火災予防運動」 は終ったが、今年の防火標語は 『消しましょう その火その時 その場所で』 とのことだったが、この標語果たしてどれくらいの人が知っているでしょうか?

この運動が始まると我が家が加入している自治会では役員さんが写真のような幟をあちこちに立てて 「火の用心」 を呼びかけているが、それはあまりにも形式的な活動のようだ

 「火事」 と聞くと子供の頃を想い出す

その頃は 「半鐘(はんしょう)」 が鳴ると表に飛び出して東西南北を見渡すと、必ずどこかで火事の炎が明るく輝いて見えたものだった
特に夜ならば暗い空を焦がす明るさは遠くから見ても怖ろしいような夜景だった

今のように住宅も少ないから視界も良く、それと木材家屋で燃えやすいため炎の勢いもあったから、火事場の方角が簡単に判り、大人たちはその方角に身内が住んでいると早々と駆け付けたようだった

今は建築材料も変わったから火事になっても炎より黒煙となるようだが、住宅が増えて視界が悪くなったので火事現場が何処かは全く判らない

ところで 「半鐘」 と書いたが、この時代では判らない人も多いのではなかろうか?
当市にもかつて各には 「火の見櫓(ひのみやぐら)」 と呼ばれた望楼(ぼうろう)があってその上部には半鐘が取り付けられ、火災などの異常発生時に鐘を鳴らして地域の消防団を招集するとともに近隣住民に危険を知らせた、大切な情報伝達手段だった

半鐘は地域毎に鐘の打ち方が定められ、火災の大まかな場所や災害の種類が分かるようになっており、また他にも時報や慶弔など様々な情報を伝えるために使う地域もあったらしい

もう当市では見ることはできないが、地方ではまだ火の見櫓が存在するそうだが、機械化された現在ではどのように利用されているのだろうか?

このブログでは少しでも 「秋季全国火災予防運動」 のお手伝いをするつもりだったが時期を逸してしまい、半鐘の話しに脱線してしまった

でも火事は怖いから私も 『消しましょう その火その時 その場所で』 の標語を忘れずに普段の生活の中で気を付けるつもりです