妻がDSへ行く水、木曜日以外は、ほぼ9時前後に空堀川沿いを散歩する。
同じ時間帯だから行き交う人も同じ人に逢うが、見知らぬ人たちだから挨拶もせず、言葉を交わすこともない。
だが世の中には律儀な人もいて必ず誰にも 「おはようございます」 と、言葉をかける人もいる。私には絶対に出来ないことだ。
ところで単調な私たちの散歩だが、最近ある変化が起った。
それはほぼ毎回のように私たちに声を掛ける高齢のご婦人が現れたことだ。勿論面識の無いご婦人だが、私たちと同じ時間帯に歩いているようだ。
もうかなり以前から私たちの散歩姿を見ていたとのことで、近付くと必ず妻に声を掛け、毎回違った褒め言葉が挨拶代わりに私たちを包みかける。
でも私には少し違和感があった。それはそのご婦人が妻のことを 「おばあちゃん」 、私のことを 「おじいちゃん」 と呼ぶが、一般的には 「奥さん」 と 「ご主人」 なのではないだろうか。
あまり他人様からそのように呼ばれたことが無いので最初は戸惑ったが、その内に慣れてしまった。
そのようなことが度重なると少し構えていた妻も打ち解けて最近は笑顔を見せるようになったので、ご婦人のご挨拶もヒートアップして声も一オクターブ上がった。
そうなるともう何年も付き合いのある人のように思い、見知らぬ人とのコミュニケーションを有り難く受け止めている。
今日もまたそのご婦人に逢った。明るい声で笑顔が素敵な顔立ちをしていた。
都営住宅二号棟前にある 「河津桜」 の蕾が画像のように膨らみ始めた。開花間近です。
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