日暮らし通信


その日暮らしの生活でも、感謝しています

日頃、見た事・聞いた事・感じた事・そして言いたい事などを発信します

私たちの散歩道

2014年07月18日 12時26分54秒 | 所沢航空記念公園

もう何年も妻とこの園内を散歩している

 ”どんな所ですか?” と聞かれることもあるが
私は ”静かでいい所です” と簡単に答えてしまう
何がいいのですか? と問われれば
 ”それは樹木が断然多いことです” と言葉を返します

それでは妻との散歩道を少しピックアップして見ましょう


駐車場から歩き出すと、まずこの道で木々の霊気を授かる
4月の時期にはここは両側からの桜花(さくらばな)が重なりあって咲き乱れ
さながら ”桜花繚乱(さくらばなりょうらん)” 、行き交う人を立ち止まらせてしまうほどだ
私は勝手に ”桜並木” と呼んでいるが、それは見事な芸術的な自然の営みである

写真左手には妻の好きなタンポポが群生している場所もある
5月になると妻はそのタンポポを楽しんでいる




桜並木を通り過ぎ左折すると目前に大きな樹木が現れる
それが 「百合(ゆり)の木」 です
 「百合の木」 は一般的には馴染みが薄いだろうが
5月頃には釣鐘状(つりがねじょう)の面白い形の花を開く
私はこの花を撮るのが5月の楽しみでもある

園内では数本の 「百合に木」 があるが
この写真の木が一番樹高が勝っている




次は池周りの遊歩道を歩いてみよう
この池は名前は持たないが、何か相応しいネーミングはないものだろうか?

ここでの私の一押しは何と言っても池の南側に林立する 「メタセコイア」 だ
等間隔に位置しているから手植えなのだろうが、その経緯(いきさつ)は定かではない

樹高もかなり高い
それはあたかも園内に吹き込む強い風をガードしているような力強さを感じる
四季を通じて見ても素晴らしいメタセコイアの樹木群である




また環状遊歩道に戻ろう
今日は平日だから行き交う人も少ない
土、日曜日は多くのジョギナーで(にぎ)わう




ここは園の中心でも放送塔を南側から望んでいるが
曇り空の今日は塔も霞んでいる

点々と見える花壇には小学生がボランティア活動で植えた草花が色を添えている
スロープ両側の道路では毎月フリーマーケットが行われる




 ”さあ、この辺りで一服しよう” と、
この自販機でお茶でも買って小休止
でもこの自販機、なかなか渋い感じがしませんか?
木製で柔らかさが漂う雰囲気の中で
妻と水分を補給することにしました




環状道路から右折すると
散歩コースでここだけは坂道になりました
妻の体力維持のためあえてこの上り坂をコースに入れました
写真ではよく判らないでしょうが、結構急勾配(こうばい)なのです
妻の手を引く力が少し強くなりましたが、何とか登り切りました




散歩も半分くらいでやっと飛行機が見えてきました
展示されているのはかつて航空自衛隊で活躍したC46輸送機です
その後方の建物が 「所沢航空発祥記念館」 
飛行機に関心がある方はぜひ一度ご来館ください




この写真が明治44年に開設された 「所沢飛行場」 の滑走路跡地です
これが滑走路? と思ってしまいます
でも私いつも不思議なんです
それは滑走路は南北にあるのが多いのですが、
この滑走路は東西にあるのです。何故でしょうか?




園の中央にある放送塔です
今日はどんよりと曇り空だから放送塔もお空に映えません




放送塔を過ぎると今度は時計塔です
でもこの塔の時計は年に数回落雷で故障します
雷さまも時間が判らなくなってこの時計を頼りにしているのかも




私が園内で最も好きな場所がこの坂道です
暑くてもこの坂道では心地よい風が正面から吹きあげてきます
今どきはこんな変哲もないようですが
春の頃、ここは最高の場所、両側からは桜、桜、また桜の花が押し寄せてきます




日本で初めての航空機事故で死亡した
木村鈴四郎陸軍歩兵中尉と徳田金一陸軍歩兵中尉の記念碑です

飛行機草創期の時代はパイロットは大変だったでしょう
飛行機と言っても(たこ)にエンジンを付けたような不安定な機体
風が友達ですが、その風もいつも味方ではありません
操縦するのは死と背中合わせ、それでも飛行機野郎は逞しく挑戦しました

木村中尉と徳田中尉が殉職したのは大正2年 (1913) 3月28日
それから一世紀が過ぎましたが、航空機の発達は目覚ましいものがあります
でも両中尉が今のジェット機を見たら
 「俺はやっぱりブルンブルンのプロペラ機がいい」 と言うかもしれません




私たちの散歩もそろそろ終わりに近づいてきました
カナールを遠目に見て駐車場へ向かいます

名のある公園なら入口に必ずあるのが 「カナール」
いわば公園の顔とも言える大切な施設です
でもここのカナールはあまり整備されていません

私が好きなのは 「国営昭和記念公園」 のカナール
秋、銀杏が色づく頃、このカナールは見事で素晴らしい色彩に溢れます




昨日から新しい投稿形式をトライしています
今日はいろいろなことを実証してみましたが
そのために画像も多くなってしまいました
でも今日は曇りでカメラはもう少し光を欲しかったようです
ちょっと不満な写真を載せることになってしまいました

しかし私はやっぱりHTML形式の投稿に(こだわ)っています
あのタグで作る文章、それがWeb化で変身、
私にとってはたまらない魅力なのです



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お散歩させて頂きました。 (69歳のラブレタ-)
2014-07-19 02:59:27
のぶまつさん、おはようございます。

一眠り後の訪問となりました。
今回公園の全容がわかり、公園の素晴らしさ、これならば
私も毎日散歩したいです。
何より平和で落ち着く緑の木々に囲まれて、大好きな
飛行機が見れるとしたら、足を運びたいと思いますね。
何年も前からのブログ友達、ひげさんがブログで
メタセコイアの並木道を紹介して下さり、泣きたくなるほど
魅力を感じます。ちょっと変わった体験、(以前死の淵を
歩いたことから)臨死体験のようなものがあり、助けられた
のが、車で並木道を通る時でした。
不思議に木々からの生命力を貰って、めきめき元気になり
ました。このような体験者は友人にもあったそうで、彼は
癌を克服したんですね。
毎日のように奥様と散歩なさり、きっとお元気になられるこ
と間違いなしです。
話は変わりますが、変化したのはそれだけではなく、私は
幼児戦争体験で飛行機に恐怖があったのですが、空を
飛ぶそのものにも、好感できるようになりました。
世界初飛行士が沖縄から始まったこと、ご存知ですよね?
例の人の記事です。まだでしたら読んでみられてください。

http://blog.goo.ne.jp/hidepop/e/947cbd68145687c49fa063d9c4c468ea

のぶまつさんのブログがますます魅力あるものになり、と
ても楽しませて頂いています。
きっと何度でも読ませていただくことになりそうです。
とりあえずのコメントです。
返信する
一言 (TK)
2014-07-19 08:06:17
いいですね。
返信する
はじめて知りました (のぶまつ)
2014-07-19 11:17:05
稗島さん
安里周當さんのこと、私は全く知りませんでした

1780年に飛行、凄いことですね
復元された機体も素晴らしいです
おそらく安里周當さんは航空工学にも秀でた方だったのでしょう

紹介していただいたHPは内容が豊富で多いに参考になります
返信する
こんにちは (牡丹)
2014-07-19 18:00:26
小雨の岩手です。

結構な距離ですが奥さん良く歩きますね。
リハビリ兼ねての散歩ですね。

新しい投稿形式に期待しています。
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