ら～めんの店 ペペ＠芝公園 「ら～めん」

「また澄んだ水面に恋してる」

今までよりも深く
まだ芝を好きになれる
心から


言った手前
とりあえずは
芝という土地を自分の中で
黒髪のハイソックスに焼き付けるべく
連食コースを確立しにいきます




ああ
もちろん左上だけど




ああ
玉子かけごはんが
50万円也だった！！

さっきの味玉を
外しておくべきだった！！

黒髪のハイソックスに
派手なランジェリーを着せた
オレのバカモノ！！


まあ
言うなれば

転校ばっかりしてて
通り過ぎて行ったあの娘を
もう一目見たくて

所在を探り当てて
電車を乗り継いで
追いかけていく
秒速なあの感じ


だけど
その娘はすでに
しょーもない男と歩いているのを
目撃してしまったあの感じ




まったくもう
この路地裏っちゅーか
なんちゅーか

行けばそこそこ目立つんだけど
入りにくさバクハツしてる感じの
ラーメン屋的には落ち着きの悪そうな物件に




まあ
望んでいた物件




なかなかに気前よく
麺量もシッカリと
泳ぎづらくあるぐらいの設定で




思った以上に
鶏鶏したスープ


郷愁を誘うわけでもなく
新進のエッジを感じるわけでもなく

一時期
一ヶ所に
もれなく置き忘れられた
曲がり角の布石のような




おっ！！

って
アガりながらも

後半の麺量と
甘く重めに
切れずたなびき続ける
以外にもネバる鶏風味に


黒髪のハイソックスに
手を出した当初はワクワクしながらも
当然にもドライな関係は望めず
着実にこじれていくその感じ


ふたまたとか
二軒目とかじゃなくて




ちゃんと目を見ながら話して！！

真剣に付き合わないと
お父様が日本刀をもって
押しかけそうなタイプ


そうです
黒髪のハイソックスと
片手間にイイ思いしようなんて
幻想にしかスギないことを

いま一度
噛みしめながら

ぺぺ （ラーメン / 芝公園駅、三田駅、田町駅）