CMのニコールを見て、予想はついていたが、
ヒューのカッコ良さに負けて、気晴らしに観に行った「オーストラリア」。
戦争も、ロマンスも、アボリジニも、サスペンスも、描いてはいるが、
盛り込み過ぎて、全て中途半端。
サラの演出、ニコールの演技は、「美しさ」だけで、リアリティ無さ過ぎ。
かと言って、引き込まれるような、非日常な激しい恋も感じられない。
ドローヴァーとサラが、もっと愛し合うには、ナラは必要ないだろう。
2人からは、子供に対する愛情が感じられなかった。
「ベンジャミン・バトン」の、義母クイニーとは対象的だ。
ナラの神秘性は、牛の大移動に必要だったのかもしれないが、
まじないの効力は、あまりに唐突だ。
ヒューは、白いスーツより、カウボーイ姿の方がカッコいい。
あんなに逞しい体なのに、遠目から見ると、スレンダーに見えるのは、
190cmの長身のせいだろう。
ニコールの、ロングタイトにインした、
ミリタリーシャツにネクタイは、凛としていて可愛かった。
あんな美しい2人なら、惹かれ合うのは当然。
ワイルドで素敵なドローヴァーに向かって、
「行くなら、もう戻って来ないで!」なんて、
私なら言えないな。(笑)
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