ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

いらぬ物

2007-09-27 11:07:37 | Weblog


どうして手に入ると、飽きたり後悔したりするのか。
そうなってしまう物を、みつけた瞬間、欲しくなるのはなぜか。

暗い照明だから可愛く見えたのか、洋服屋にあった、こげ茶のショートブーツ。
合皮のつま先はすぐに傷み、はき心地も悪くなって捨てたくなった。

まとめ買いしたユニクロのTシャツ。
シンプル過ぎて、洗うとくたびれて、遠くへ着て行く気になれない。

アジアな店で買った安いチュニック。
柄は良いが、ピラピラした不規則なシルエットが嫌になった。

大ぶりのアクセサリーが流行ったこの夏。
大きなハートのネックレスを、いくつか買った。
その中のドピンクの物。
綺麗な色だと思ったのに、安っぽくて私の年令に合わず、つける気がしなくなった。

買わないで考えていたら、いつのまにか冷めて、買わずに済んだ物もあった。
靴は病的なまでに、次から次へ欲しくなる。
「いらぬ物」の分のお金をまとめたら、「いい物」1つ買えたのに…。

ファッション誌はいらぬ

松ちゃんが言ってたようにね、
男はファッショナブルをセクシーとは思わないんだよ。
決め過ぎた女より、あか抜けない女の方が好きなの。

あの人がそうなの。
ソバカスだらけのちっちゃい女にホレてるの。
ただの可愛いTシャツとかにコーフンするみたい。

私、わかったの。
オシャレしてもムダだって。
足さないで、引いていく事が大切だって。
でも、ブス過ぎ、デブ過ぎ、悪趣味は問題外だけどね。

私、この間見たのよ、電車の中で。
私服の女子高生で、すっごいピュアな子。
言われてみれば、確かにセクシーだった。
「ああ、これだな。」って思ったわけよ。

「あの人」は大丈夫か?
「あの人」は本物か?
「あの人」に飽きたりしないか?
私は「あの人」に高過ぎる値をつけていないか?
「いらぬ物」も買っている、私の目は節穴じゃないのか?

日々衰えて、「いらぬ物」になっていく私。
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