昔、ドラマ「日本沈没」を見ていた。
五木ひろしが歌う主題歌「明日の愛」は名曲だった。
その記憶をひきずったまま観てしまった。
2時間で日本を沈没させるのは無理
柴咲コウと くさなぎ君の恋愛のプロセスが、あまり描かれていないので、
抱き合っても悲しみが伝わってこない。
(そもそも2人は似合っていない。笑)
むしろ、トヨエツと大地真央の方が、主演に思えてしまった。
「グスコーブドリの伝記」のような自己犠牲
N2爆薬をセットしに行くのは、宮澤賢治の作品を彷彿させる。
でも、これを2回やった事で、くさなぎ君の印象が薄くなってしまった気がする。
なぜなら、潜水艇の中で、家族の写真を手に、
生をあきらめる及川ミッチーの表情の方が、はるかに良かったからだ。
(所帯持ちの役だからか、少しふっくらさせていた気がした。)
地震より恐ろしいもの
難民になるって大変。
他の国に「受け入れて下さい。」なんて、とても言えない。
多人数のパニック、人の身勝手さが恐ろしい。
ハイパーレスキューや自衛隊の乗り物はカッコイイと思う。
いっその事、中途半端な恋愛など描かず、
沈没阻止と母国を失う悲しみを、もっと強調した方が良かったかもしれない。
映画やドラマの脇役で出てくる及川ミッチーはいつも印象に残ります。
演技が上手い下手というのではなく、彼の仕事に対する熱意が好きなんです。
だから「日本沈没」も及川ミッチーが良かったかなぁ。
私も昔の映画版は観てないのです。
DVD再生機がなくて、借りられない。(笑)
特に前の作品を知っている方々には今回の作品は
不評であることは重々承知しています(笑)
ラブシーンは個人的にはぐっと来たのですが
ストーリー的に言えば、確かに何故二人が
惹かれあったかは描かれてないし
弱いなぁというのは私も感じました。